例 1: CLASSPATH での Java プロパティ ファイルの指定

この例では、JVM COBOL ランタイム システムが mfjarprogmap ユーティリティを使用して作成された Java プロパティ ファイルを使用して、どのようにパッケージの一部としてコンパイルされたプログラムを呼び出すかを示します。この例では、Java プロパティ ファイルを指定するのに CLASSPATH を使用しています。

注記: 次の例は、Visual COBOL コマンド プロンプトから実行するように設計されています。
  1. 次のコードをコピーして新規ファイルに貼り付け、myapp.cbl という名前で保存します。
            program-id myapp. procedure division. display "Hello world from myapp". goback. end program myapp.
  2. 上記のプログラムを呼び出すトリガー プログラムを作成します。次のコードをコピーして新規ファイルに貼り付け、caller.cbl という名前で保存します。
            program-id caller. procedure division. call "myapp". goback. end program caller.
  3. ソースのコンパイルが行われ、Java プロパティが作成されるサブディレクトリを作成します。
    mkdir bin
  4. ソースをコンパイルしてプログラムをトリガーします。
    cob -j caller.cbl cob myapp.cbl -C 'jvmgen(sub)' -C 'iloutput(bin)' -C 'ilnamespace(com.mycompany.desktopapp)'
    カレント ディレクトリに caller.class ファイルが作成され、myapp.class ファイルが bin/com/mycompany/desktopapp ディレクトリに作成されます。
  5. ランタイム システムが myapp.class を見つけるために必要な Java プロパティ ファイルを作成します。
    mfjarprogmap -verbose -directory bin
    mfcobolprogmap.properties ファイルが bin ディレクトリに作成されます。
  6. bin ディレクトリのコンテンツが格納される .jar ファイルを作成します。
    jar cvf myapp.jar -C bin/ .
    カレント ディレクトリに myapp.jar が作成されます。
  7. CLASSPATH に myapp.jar を指定して caller.class ファイルを実行します。
    java -classpath myapp.jar:.:$CLASSPATH caller
    ランタイム システムでは .jar ファイル内の Java プロパティ ファイルを使用して caller.class によって呼び出されるプログラムを見つけ、Hello world from myapp というメッセージが表示されます。