COBOL テンプレートは、クラウド アプリケーションまたはクラウド サービス用のソリューションを、選択した Web ロールまたは Worker ロールのプロジェクトで作成するために使用できます。
メイン プロジェクトはクラウド サービスです。このプロジェクトはサービスのロールを定義し、ソリューションのロールのプロジェクトとの関連を含んでいます。
各ロールのプロパティは、ロールの構成設定、接続設定、終了ポイント、局所記憶域リソースなどを定義します。これらの設定は、ロールのプロパティによって編集します。
サービス定義ファイルおよびサービス構成ファイルは、ロールのプロパティを表す xml ファイルです。サービス定義ファイルはサービスのランタイム パラメーターを確立し、サービス構成ファイルは実行するサービス インスタンスのパラメーターを設定します。
デフォルトでは、ストレージ エミュレータを使用するように各ロールの Microsoft.WindowsAzure.Plugins.Diagnostics.ConnectionString が設定されます。これは、Windows Azure Diagnostics がログ データを転送するために使用するストレージ アカウントを指定します。サービスを展開する前に、Windows Azure で有効なストレージ アカウントをポイントするようにクラウド構成を設定します。
Windows Azure キュー格納域を使用するには、ストレージ エミュレータを使用するように DataConnectionString を設定する必要があります。
Web ロールはアプリケーションのプレゼンテーション レイヤです。このスケルトン Web ロールには次が含まれています。
この Web ロールは WCF サービスで使用するためのロールです。このスケルトン Web ロールには次が含まれています。
Worker ロールは Web ロールに似ていますが、Internet Information Services (IIS) によってホストされません。Worker ロールは、通常、Web ロールやビジネス ロジックとの通信などのバックグラウンド処理に使用します。
スケルトン Worker ロールには WorkerRole.cbl が含まれています。これはスケルトン COBOL プログラムで、行を繰り返し書き込むのでその動作を確認できます。このロールで、スケルトン コードにビジネス ロジックを追加します。次のメソッドが含まれます。
Web ロールと同様に、Worker ロールにも MicroFocus.COBOL.Runtime.Azure、Microsoft.WindowsAzureServiceRuntime、Microsoft.WindowsAzure.Diagnostics などの Windows Azure クラスへの参照が含まれています。