ここでは、Visual Studio IDE で COBOL アプリケーションをデバッグする場合のヒントと便利な使い方について説明します。
- ウォッチ式の追加
- エディタで変数を右クリックして、[ウォッチ式の追加] を選択します。
- 実行プロセスにアタッチ
- 「実行プロセスにアタッチしてデバッグする方法」を参照してください。
- ブレークポイントの設定
- エディタの左側の余白上、コード行の横の位置をダブルクリックするか、目的の行にカーソルを移動して〔F9〕キーを押します。また、[デバッグ|ブレークポイントの設定/解除] を選択するか、エディタのコンテキスト メニューから [ブレークポイント|ブレークポイントの挿入] を選択することもできます。
- [ブレークポイント] ウィンドウ
- コードに設定されたすべてのブレークポイントとトレースポイントのリストを表示します。ウィンドウ内でブレークポイントをダブルクリックすると、ブレークポイントが追加された行にカーソルが移動します。
- データチップと [ソース内で表示を固定]
- ソース コード内の変数に関する情報を提供します。変数のデータチップを表示するには、変数の上にマウス ポインターを移動します。この操作を実行できるのは、実行の停止時にブレーク モードになっており、対象の変数が実行時に使用される変数である場合に限られます。
変数のデータチップを開いておく必要がある場合は、コード内の変数を右クリックして、[ソース内で表示を固定] を選択します。
- [場所へ移動] ツール バー
- このツール バーを表示するには、[ツール|カスタマイズ|ツール バー] を選択して、[COBOL] を選択します。[場所へ移動] ツール バーは、
によって示されます。開発者は変数名または変数が使用されている式を入力して変数の定義を検索することができます。エディタ内で変数をポイントして〔F12〕キーを押しても、同じ操作を実行できます。ツール バーには検索の履歴が残ります。コード内で前の場所に戻るには、[戻る]
をクリックします。
- Just-In-Time デバッグ
-
Just-In-Time デバッグをアプリケーションのエラー発生時に使用できるようにします。[ツール|オプション|デバッグ|Just-In-Time デバッグ] をクリックし、[Micro Focus のネイティブ デバッガー] をオンにします。この機能は、ネイティブ コードのみで使用できます。
- [メモリ] ウィンドウ
- 項目名、ポインター、または式を入力して、データ項目のアドレスを検索できます。16 進数または 10 進数表示で、指定したアドレスの位置に基づいてメモリの内容を表示したり変更したりできます。[デバッグ|Windows|メモリ|メモリ n] を選択して表示します。
- この選択は、ネイティブ コードのみで使用できます。
- リモート デバッグ
- ローカル システムとリモート システムが TCP/IP を使用してネットワーク接続されていることを確認します。リモート コンピューターに接続してプログラムをデバッグするには、[プロジェクト|プロジェクトプロパティ] を選択して、[デバッグ] タブを表示します。[リモート コンピューターを使用する] をオンにして、リモート コンピューターの IP アドレスを入力します。
- デバッグ開始
- [デバッグ|デバッグ開始] を選択するか、〔F5〕キーを押します。
- デバッグの停止
- [デバッグ|デバッグの停止] を選択します。また [デバッグ] ツール バーの
をクリックすることもできます。
- [スレッド] ウィンドウ
- 実行中のスレッドを表示します。ウィンドウを表示するには、[デバッグ|Windows|スレッド] を選択します。
- トレースポイントの設定
- トレースポイントは、条件付きのブレークポイントです。デバッガーがトレースポイントをヒットすると、デバッガーは、実行を停止する代わりに、または実行を停止する前に特定のアクションを実行します。トレースポイントを設定するには、設定先であるコード行をクリックして、[デバッグ|トレースポイントの設定/解除] を選択するか、コンテキスト メニューから [ブレークポイント|トレースポイントの挿入] を選択して、実行すべきアクションを指定します。
- [変数] ウィンドウ
- 値および式の監視と編集のために使用できる [自動変数]、[ローカル]、[クイック ウォッチ]、[ウォッチ] などのウィンドウがあります。