このリリースは、Java 仮想マシン上で COBOL アプリケーションを実行できるように、COBOL アプリケーションを編集、デバッグ、およびコンパイルする機能を JVM バイト コード (.class ファイル) に組み込みます。適用される制限事項は次のとおりです。
例:
COBOLClass1.cbl が com.microfocus.core パッケージ内にある場合、COBOLClass1.cbl は Project/src/com/microfocus/core/COBOLClass1.cbl ディレクトリに入っている必要があります。その場合、com.microfocus.core パッケージは com/microfocus/core ディレクトリにマップされます。
この問題が発生しているかどうかを確認するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力し、0xa1 プレフィックスで始まるセマフォの数をチェックします。
"ipcs -s -r | grep 0xa1 | wc –l"
この数が非常に多く、さらに増え続けている場合は、『IBM Developer Kit and Runtime Environment Diagnostics Guide』の「Chapter 19. Attach API problem determination」 (ftp://public.dhe.ibm.com/software/dw/jdk/diagnosis/diag50.pdf) に記載されているクリーンアップ手順に従う必要があります。
Java™ Attach API を無効にすると、この問題を回避できます。ただし、Attach API を無効にすると、他の Java アプリケーションはユーザーのアプリケーションに接続できなくなり、jtop、jstat、jconsole、JMX エージェント、JVMTI エージェントなどの機能も働かなくなるので注意してください。
Attach API は、デフォルトでは Java 6 SR6 以降に対して有効になります。この機能を無効にするには、IBM JVM プロパティの com.ibm.tools.attach.enable を "no" に設定する必要があります。
このプロパティは、任意の Java トリガーで使用したり、コマンド ラインの変更なしに JVM に追加の引数を渡すことを許可する IBM の環境変数 IBM_JAVA_OPTIONS で使用したりすることができます。
変数は次のように設定できます。
export IBM_JAVA_OPTIONS=-Dcom.ibm.tools.attach.enable=no