高可用性グループにリモート マシンでホストされる 1 つまたは複数のサーバーが含まれている場合は、そのグループが起動される前に、さらに構成を実行する必要があります。MFCC 構成ファイル (mf-client.dat) は、FIleshare サーバーを検索する場所を決定するものであり、デフォルトではローカルホストのみが指定されています。そのため、リモートにあるグループ内の任意のマシンのアドレスおよび MFDS ポート番号でそれを更新する必要があります。これを変更しない場合、グループにおいて自動的にリモート サーバーにフェイルオーバすることはできません。
以下の例では、UNIX マシン上のプライマリ サーバー (suse11v1ax)、Windows マシン上のスタンバイ サーバー (home-win7)、およびプライマリ サーバーと同じ UNIX マシン上のセカンド スタンバイ サーバーsuse11v1ax) で構成されていることを想定しています。
Windows マシンから iFileshare サーバーへの入出力要求を処理するには、または UNIX マシンから Windows マシンにフェイルオーバするには、スクリーン ショットで示すように、Windows マシン上の mf-client.dat ファイルにmrpi://suse11v1ax:3444 という行を追加する必要があります。(グループ内に他のマシン上のサーバーがある場合は、それらのエントリも追加する必要がある)。これらのエントリは、最初にプライマリ サーバーの場所、次に 1 台目のスタンバイ サーバー、といった順序にする必要があります。この順序は、ES_HA_VSAM 環境変数でサーバーを指定した順序で決定されます。
この構成が完了すると、Windows マシンから iFileshare サーバーへの要求を処理できるようになります。グループにおいて Windows マシン (サーバー BROWN、home-win7) にフェイルオーバした場合は、Windows マシンの名前 (mrpi://home-win7:86) を使用して mf-client.dat ファイルを更新することで、UNIX マシンで同様の手順を繰り返す必要があります (グループが起動される前)。