IntelliSense は、言語要素に簡単にアクセスするための Visual Studio の機能です。COBOL プログラムをコーディングする場合にも使用できます。IntelliSense では、メソッド、フィールド、プロパティ、パラメーター、クラスなどのリストが表示されます。これらの要素は、オブジェクト名に続けて、ダブル コロン、左角かっこ、二重引用符を入力すると使用できます。リストから項目を選択すると、手入力しないでコードを完成できます。手続き型 COBOL のユーザーは、自身のプログラム上でも IntelliSense を使用することができます。
ここでは、IntelliSense がポップ アップ表示される状況を例示します。
- 型のリスト:「01 my-string type 」など、型の宣言を入力しているときに「"」と入力すると、そのプログラムで使用可能な名前空間と型のリストが IntelliSense によってポップアップ表示されます。これらの名前空間は、開発者がプロジェクトに追加した各参照から取得されます。つまり、名前空間を入力するときは、その名前空間で使用可能なすべての型が IntelliSense によって表示されます。たとえば、次のように表示されます。
- 01 my-string type :使用可能なすべての名前空間のリストが表示されます
- 01 my-string type System.:System 名前空間で使用可能なすべての型のリストが表示されます
- 01 my-string type System.IO.:System.IO 名前空間で使用可能なすべての型のリストが表示されます
- メンバーのリスト:オブジェクトを起動すると、そのオブジェクトに使用できるメソッド、フィールド、プロパティ、イベントなどのリストが IntelliSense によってポップアップ表示されます。リストが表示されるのは、次の例のように、ダブル コロン :: を指定したインライン スタイルの invoke 文の場合です。
invoke my-string::
- パラメーターのリスト:インラインの INVOKE 文にパラメーターを指定するための USING または左角かっこを入力すると、起動するメソッドに使用できるパラメーターのリストが IntelliSense によってポップアップ表示されます。また、多数のメソッドも表示されます。これらのメソッドをすべて表示するには、矢印キーを使用してスクロールしてください。