Applications developed using Net Express 5.1 or Net Express 5.1 で開発されたアプリケーションを Visual COBOL 2010 に移行する場合、利用できなくなる機能がありますので注意が必要です。
以下の機能は Visual COBOL ではサポートされていません。
- 開発支援ツール:
- IDEによる .int または .gntへのコンパイル
- Windowsでの Animator
- データツール (Data File Converter, Data File Editor)
- FSView
- UNIX Option
- インターネットアプリケーションウィザード
- クラスウィザード
- 実行時サポート:
- .int,.gnt,.lbr ファイルによる配布
- Enterprise Server と Interface Mapping Toolkit
- Dialog System
- シングルスレッドランタイム
- 静的リンクランタイム
- プログラミング機能:
Visual COBOLアプリケーションの実行時、または Visual COBOLを使ってプロジェクトを新規作成して構成ファイルに Visual COBOLにとって適当ではないパラメーターを設定しようとするときに、
COBCONFIG または COBCONFIG_ のどちらかの環境変数が設定されているとランタイム システム エラーが発生します。
このことは、たとえば
Net Express がインストールされていて、 COBCONFIG または COBCONFIG_ 環境変数がそのために設定されている場合に発生します。
この問題を回避するために以下のように構成ファイルを変更する必要があります:
-
Visual COBOL が起動されていないことを確認します。
- ランタイム構成ファイルを以下のいずれかの方法で修正します:
- サポートされないパラメーターが他のアプリケーションでは必要でない場合はこれを削除します。
- 構成ファイルの先頭に以下の行を挿入します。
set cobconfig_error_report=false
- COBCONFIG (or COBCONFIG_) を UNSETするか、サポートされているパラメーターのみを含む構成ファイルに設定しなおします。