EXAMINE(検査)文は、データ項目中に現れる指定された文字を置き換えたり、数を数えたりする。
一般形式
形式 1
形式 2
構文規則
すべての形式
- 一意名は、明示的または暗黙的に、USAGE IS DISPLAYと記述しておく。
- 各定数は、1文字で構成させる。一意名が数字項目である場合、定数は数字定数、値が単一の数字である文字定数、表意定数のZEROのいずれかとする。一意名の字類がそれ以外の場合は、定数は数字でも文字でも語ALL以外の任意の表意定数であってもよい。
一般規則
すべての形式
- 検査は、下記のように行われる。
- 文字データ項目に関しては、検査は左端の文字から開始され、右方向に進められる。一意名に指定したデータ項目中の各文字が、順々に検査される。
- EXAMINE文の対象とするデータ項目が数字の場合は、演算符号が付いてもよい。検査は符号を除く左端の文字から開始され、右方向に進められる。符号を除く各文字が順々に検査される。符号はどこに付いていても、EXAMINE文によって完全に無視される。
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TALLYINGオプションを指定すると、数が数えられて、TALLYと呼ばれる特殊レジスタの値が置き換えられる。この数は、下記の事柄を表わす。
- UNTIL FIRSTオプションを指定した場合は、最初に定数-1が見つかるまでに出て来る定数-1以外の文字の数。
- ALLオプションを指定した場合は、定数-1が出て来る数。
- LEADINGオプションを指定した場合は、最初に定数-1以外の文字が見つかるまでに出て来る定数-1の数。
- REPLACINGオプションを指定した場合は、下記の規則に基づいて置き換えが行われる。
- ALLオプションを指定すると、出て来る定数-1はすべて定数-2に置き換えられる。
- LEADINGオプションを指定すると、定数-1以外の文字が出て来るか、データ項目の右端に達したときに、定数-2による置き換えが終了される。
- FIRSTオプションを指定すると、最初に出て来る定数-1が定数-2に置き換えられる。
- UNTIL FIRSTオプションを指定すると、定数-1が出て来るか、データ項目の右端に達したときに、定数-2による置き換えが終了される。