VSE JCL に対する Micro Focus のサポートにおける相違点を示します。
- DD の存続性
- 標準ラベルの場合を除き、DD はジョブ境界を越えて存続することはできません。
- 開発環境
- VSE 開発環境 (ICCF、DITTO、LIBR など) はありません。開発作業は、Visual Studio や Eclipse などの開発環境で行います。COBOL 実行可能ファイルは、通常の Micro Focus の方法で生成されます。
JCL を使用したコンパイル/リンクまたはコンパイル/実行のサポートはありません。ただし、Enterprise Developer では、JCL 内に含めることができるように ICCF タイプ ライブラリをサポートしています。
- 動的に入力される JCL
- JCL 文は、サブミットされたファイルの一部としてのみ実行できます。つまり、オペレーター コンソールで VSE JCL 文を動的に入力することはできません。
- JCL および POWER ジョブ
- POWER ジョブ内には単一の JCL ジョブがあり、サブミットされる JCL ファイル内には単一の POWER ジョブがある必要があります。
- 出力リスティング
- 出力リスティング (joblog など) は、VSE のルック&フィールを備えていません。
- パーティション
- VSE BACKGROUND、FOREGRAND、STATIC、DYNAMIC パーティションのサポートはありません。
- TAPE のサポート
- PC 環境では TAPE のサポートはありません。TLBL 文はプロセスであり、関連するデータセットはディスクに書き込まれます。TAPE として定義されたデータセットの場合、TLBL 文からの特定のテープ固有の情報はカタログ上に保持されます。したがって、個別に記述されたデフォルトの割り当てオーバーライド機能を使用して、識別し、特定のディレクトリに書き込むことができます。