ランタイム設定をアプリケーション内にビルドすることにより、常に一貫した環境でアプリケーションを実行することができます。これらの設定値によって、アプリケーションの起動時に毎回 COBOL ランタイム環境が設定されます。これにより、他の COBOL アプリケーションで使用される設定にかかわらず、常に指定したとおりにアプリケーションが動作します。
アプリケーション動作の構成は、次の方法で実行できます。
- 構成ファイル:IDE でプロジェクトの構成ファイルを作成します。メモリの割り当て、呼び出すプログラムの検索順、ANSI の表示方法などの項目を構成できます。
- 実行時チューナー:一部のランタイム動作は、必ず実行時チューナーを使用して設計する必要があります。これらのチューナーは、ランタイム システムの起動時に読み込まれる構成ファイルに格納されます。
- COBOL スイッチ:アプリケーションの起動時に使用する COBOL スイッチも構成できます。スイッチの状態は、アプリケーションの実行中に読み取ることができるため、初期設定を変更できます。
- cobopt.cfg ファイル:このファイルの設定は、IDE のランタイム構成設定と同じです。構成の設定内容は、cobopt.cfg ファイルからインポートできます。