MFA Direct メッセージ

MFA0101I LOGON USER=userid TIME=hhmm DAY=nnn ID=nnnnnnn VER=nn

この情報メッセージは、MFA Direct コンポーネントとのユーザー セッションが確立された時刻と日付を示します。時刻は 24 時間表記、日付はその年の何日目かで示されます。ID は、同じユーザーによる複数回のログオンを区別するための相対セッション番号を表します。

MFA0102I LOGOFF USER=userid ID=nnnnnnn

ユーザーがシステムからログオフしました。このメッセージは、MFALOG および SYSLOG の両方に追加されます。

MFA0103I AUTH FAIL USER=userid RC=rc RACF=rr/ss

ユーザー ログオンでセキュリティ認証の引き渡しに失敗しました。理由コードを次の表に示します。MFA は、ログオン失敗メッセージを AUDIT ログにも挿入します。同様に、IBM システム診断 (RACF) が SYSLOG に追加される場合もあります。

RC RACF 説明
04 04/00 決定が行われませんでした。
  04/04 RACF プロファイルが見つかりませんでした。
  04/08 要求が失敗しました。
08 08/00 ログインが許可されませんでした。
MFA0105I {AUTH or FAIL} USER=userid INTENT=action AM=method DSN=dsname
ここで:
action READ、WRITE、またはALTER
method QSAM、BPAM、VSAM、LIBR、PANV、IMS、または DB2
dsname アクセス先のファイル

ユーザーのアクセス試行の結果は、MFALOG にログ記録されます。これは、MFA Direct が処理する個々のファイル アクセスの監査証跡になります。この情報は、パラメーター MFA_SAF_HISTORY=YES が構成されているシステムについてのみ累積されます。

MFA0111E MFA INVALID DISPATCHING VERB

MFA Direct が無効な要求にスケジュールされました。要求は処理されません。これは、MFA による内部プロトコル エラーを表します。問題が解決されない場合は、Micro Focus サポート部門にお問い合わせください。

MFA0112E MFA MCB Environment failure

予期しない環境エラーのため、MFA Direct が新規スレッドを初期化できません。新規スレッドは拒否されます。Micro Focus サポート部門に問題を報告してください。

MFA0113E MFA TSA already in use

MFA スレッドが前の要求を処理している間に、予測外に再ディスパッチされました。新規要求は拒否されます。Micro Focus サポート部門に問題を報告してください。

MFA0801E JES/SAPI RC=xx REASON=yy

JES Sysout API を使用して JES スプールに保持されているファイルを取得する要求が失敗しました。戻りコードおよび理由コードは、IBM マニュアル『Using the Subsystem Inferface』(SC28-1879) に記載されています。その一部を次に示します。

RC 理由 説明
08   無効な検索引数
12   いますぐに処理することができません。
16   重複したジョブ名
20   無効な宛先
32   論理エラー
  32 引数の競合
  36 無効な宛先引数
  40 無効なジョブ番号
  44 無効な形式
  96 SAPI 要求ヘッダ エラー
36   無効な CLASS
40   無効なディスポジション オプション
MFA0802E I/O ERROR ON INTERNAL READER

ジョブを JES 内部読み取りプログラムにサブミットする要求が失敗しました。アクションは異常終了します。失敗の性質を示す関連 IBM システム診断が SYSLOG に追加される場合もあります。

MFA0803E JES SSI ERROR FUNC=xx RC=yy

JES サブシステム インターフェイスを使用する要求が失敗しました。MFA から発行される関数は FUNC=79 (SYSOUT API) または FUNC=80 (拡張ステータス API) のみです。戻りコードおよび理由コードは、IBM マニュアル『Using the Subsystem Inferface』(SC28-1879) に記載されています。その一部を次に示します。

RC 説明
04 関数がサポートされていません。
08 JES を利用できません。
12 JES が存在しません。
16 致命的エラー
20 論理エラー
24 SSI が初期化されていません。
MFA0804E JES STATUS RC=xx REASON=yy

JES 拡張ステータス API を使用して JES プールに保持されている次の出力の詳細を取得する要求が失敗しました。戻りコードおよび理由コードは、IBM マニュアル『Using the Subsystem Inferface』(SC28-1879) に記載されています。その一部を次に示します。

RC 理由 説明
04   無効な検索引数
08   論理エラー
  04 無効な宛先
  08 ジョブ ID の下限値が無効です。
  0C ジョブ ID の上限値が無効です。
  10 ジョブ ID の上限値が低すぎます。
  14 無効なジョブ クラス
  20 ジョブ キューにアクセスできません。
  24 無効な制御構造
  28 無効な長さ
  2C 無効なジョブ名
  30 無効なユーザー名
  34 無効なシステム名
MFA1034I CSI CATALOG ERROR nn RC=nnn REASON=nnn (ID) filter

DF/SMS z/OS ミドルウェアの一部として IBM から提供されるカタログ検索インターフェイス内でエラーが発生しました。ID は 内部 IBM ソフトウェア モジュール ID、filter はクライアント入力から派生したカタログ検索引数です。戻りコードは、IBM マニュアル『DF/SMS Managing Catalogs』(SC26-7401) に記載されています。その一部を次に示します。その他の多くの戻りコードと理由コードは、IBM システム メッセージ IDC3009I の一部として記載されています。これらのコードは、IBM Web サービス LOOKAT を使用して参照することもできます。

RC 理由 説明
100 04 カタログに対するアクセス エラー
122 04 無効なフィルター キー
MFA1035I CATALOG ERROR RC=nnn VOL=volid DSN=dsname

指定されたボリューム ID 上の指定された dsname のカタログ レコードを取得しようとしてエラーが発生しました。dsname がそのボリュームのカタログから削除されている可能性があり、MFA はファイル属性を特定できません。ボリュームが単にマウントされていないか、動作しなくなった可能性もあります。このファイルは無視され、処理は続行されます。戻りコードは、IBM マニュアル『DFSMSdfp Advanced Services』(SC26-7400) に記載されています。

RC 説明
04 ボリュームがマウントされていません。
08 指定されたボリュームの VTOC でフォーマット-1 DSCB が見つかりませんでした。
12 指定されたボリュームの VTOC の読み取り中に永続的な I/O エラーが発生しました。
16 無効な作業領域ポインターが検出されました。
MFA1036I CSI VSAM ERROR RC=nnn REASON=nnn DSN=dsname

CSI インターフェイスを使用して指定されたデータ セットの VSAM 属性を特定しようとしてエラーが発生しました。このファイルは無視され、処理は続行されます。戻りコードは、メッセージ MFA1034I の説明に記載されています。

MFA1037I CSI GDGB ERROR RC=nnn REASON=nnn DSN=dsname

CSI インターフェイスを使用して指定された世代別データ グループのファイル属性を特定しようとしてエラーが発生しました。このファイルは無視され、処理は続行されます。戻りコードは、メッセージ MFA1034I の説明に記載されています。

MFA4001E CA/LIBRARIAN ERROR REQ=aaaa RC=nnn

aaaa={OPN または LOC または MOD または REC または CLS} として指定された FAIR API 要求の処理中に内部 CA/Librarian エラーが発生しました。戻りコードは、CA ライセンス済みマニュアル『CA/Librarian File Access Interface Routines Guide』に記載されています。その一部を次に示します。

REQ RC 説明
OPN 1 ファイル名が無効か、認証されていません。
  2 DDname が欠けています。
  8 無効なパラメーター
  9 処理に十分な記憶域がありません。
1 要求されたモジュールが見つかりませんでした。
  2 呼び出し側が要求を許可されていません。
  6 ディスク アクセスに失敗しました。
  7 アクセス時のフォーマット エラー
  8 無効なパラメーター
  9 処理に十分な記憶域がありません。
MOD 1 モジュールが見つかりませんでした。
  2 呼び出し側が要求を許可されていません。
  3 モジュールがアーカイブされていません。
  6 ディスク アクセスに失敗しました。
  7 アクセス時のフォーマット エラー
  8 無効なパラメーター
  9 仮想記憶域が不足しています。
REC 1 モジュールの終了
  6 ディスク アクセス エラー
  7 アクセス時のフォーマット エラー
  8 無効なパラメーター
  9 仮想記憶域が不足しています。
CLS 81 クローズに失敗しました。
MFA4002E OPEN FAILED ON LIBRARIAN UPDATE

システムは、試行された Librarian 更新操作において、バッチ更新ユーティリティ AFOLIBR で使用される一時作業ファイルを開くことができませんでした。関連する IBM 内部システム問題が発生した場合は、SYSLOG に追加情報がある可能性があります。また、問題を特定するための追加データを提供するために、小規模な MFA スナップ ダンプが発行されます。バッチ更新は行われません。この問題を解決できない場合は、Micro Focus 製品サポート部門とのインシデントを開始し、問題の説明にスナップ ダンプおよび MFALOG を含めてください。

MFA4003E WRITE ERROR ON LIBRARIAN UPDATE

システムは、バッチ更新ユーティリティ AFOLIBR で使用される一時作業ファイルに書き込めませんでした。関連する IBM データ アクセス エラーが発生した場合は、SYSLOG に追加情報がある可能性があります。また、問題を特定するための追加データを提供するために、小規模な MFA スナップ ダンプが発行されます。バッチ更新は行われません。この問題の原因として、作業ファイルの論理レコード サイズを超えるレコードを (ワークステーションから) 書き込もうとしたことが考えられます。

MFA5001E CA/PANVALET ERROR REQ=aaaa RC=nnn MSG=PVnnn

aaa={OPEN または CLS または READ または SRCH} として指定された PAM API 要求の処理中に内部 Panvalet エラーが発生しました。戻りコードおよび PanValet メッセージ番号は、CA ライセンス済みマニュアル『CA/Panvalet Messages Guide CA/Panvalet System Management Guide』に記載されています。その一部を次に示します。

メッセージ 説明
PV001 無効なコマンド
PV002 メンバー名が無効です。
PV003 無効なシーケンス番号
PV004 過剰なパラメーター
PV005 必要なパラメーターが欠けています。
PV006 数値パラメーターが大きすぎます。
PV007 パラメーターが 10 文字を超えています。
PV008 サポートされていな言語フォーマット
PV009 無効なパラメーター
PV012 文が見つかりませんでした。
PV023 名前が見つかりませんでした。
PV032 シーケンス エラー
PV033 ライブラリ エラー
PV036 アクセス エラー:メンバーがロックされています。
PV043 ライブラリの記憶域を超えています。
PV046 Panvalet ライブラリが空です。
PV047 仮想記憶域が不足しています。
PV051 無効なライブラリ ファイル
PV066 エラーにより関数が終了しました。
PV070 文が切り捨てられました。
PV095 ライブラリに無効な DCB
PV118 この言語タイプでは、LRECL は 80 である必要があります。
PV124 無効なファイル
MFA5002E CA/PANVALET LICENSE FAILURE:access quiesced

このサイトは、PanValet API へのアクセスがライセンスされていません。以降の PanValet へのアクセス試行は、エラーが繰り返されるのを防ぐために MFA により保留されます。ライセンス キーを再確立するには、PanValet サポート部門にお問い合わせください。MFA を再起動すると、PanValet へのアクセス試行が再開されます。

MFA5003E CA/PANVALET PAN#1 error RC=nnnnn

PAN#1 ユーティリティを使用したバッチ更新要求の処理中に内部 Panvalet エラーが発生しました。戻りコードは、CA ライセンス済みマニュアル『CA/Panvalet Messages Guide CA/Panvalet User Guide』に記載されています。

MFA5004E I/O ERROR on PANVALET Temporary file

PAN#1 バッチ更新ユーティリティの前提条件として必要な一時ファイルの書き込み中に QSAM エラーが発生しました。通常、実際の理由を示す IBM システム エラーが SYSLOG に記録されます。原因として、ホスト ファイルの論理レコード サイズを超える論理レコードをワークステーションから書き込もうとしたことが考えられます。

MFA6001E ENDEVOR API ERROR REQ=aaaa RC=nnn/rrrr/msgid

aaaa={ERET または LELM または EADD} として指定された API 要求の処理中に Endevor 内部処理エラーが発生しました。MFA_ENDEVOR_LOGGING がアクティブな場合、実際の Endevor エラー メッセージのコピーが MFALOGE リストに挿入されます。戻りコード、理由コード、および Endevor メッセージ番号は、ライセンス済み CA/Endevor マニュアル『Endevor for z/OS Messages and Codes Endevor for z.OS API Guide』に記載されています。

MFA6002E I/O ERROR ON ENDEVOR TEMPORARY FILE

Endevor API 要求の前提条件として必要な一時ファイルの書き込み中に QSAM エラーが発生しました。通常、実際の理由を示す IBM システム エラーが SYSLOG に記録されます。原因として、一時ファイルの論理レコード サイズを超える論理レコードをワークステーションから書き込もうとしたことが考えられます。

MFA6003E SYNTAX ERROR ON ENDEVOR ENVIRONMENT STRING

Endevor 要求中に無効な環境文字列が検出されました。トランザクションは異常終了します。クライアント ソフトウェアを使用して、Endevor プロンプトおよびプロパティを正しく指定し直してください。

MFA6004E ENDEVOR INTERFACE ABEND:abend-reason userid session-id

Endevor トランザクションの処理中に Mainframe Access の ESTAE 回復ルーチンが異常終了を検出しました。トランザクションは異常終了します。診断の異常終了コードと理由コードを示す上記のメッセージが MFALOG に記録されます。