Mainframe Access は、プログラムを続行できない状態を検出すると、z/OS に対してユーザー異常終了の異常終了処理を開始するように要求します。このような状態の多くは Mainframe Access の初期化または項目ライブラリ形式ユーティリティによって検出されます。z/OS は、ユーザー異常終了を示す文字 U と 4 桁の 10 進数で構成されるコード (U2111 など) を使用して、ユーザー異常終了を報告します。次の表に、Mainframe Access によって発行される可能性があるユーザー異常終了コードと推奨されるアクションを示します。
ユーザー異常終了コード | 原因の説明 | 推奨されるアクション |
---|---|---|
99 | Data Set Services ISPI モジュールが呼び出し理由を決定できない場合に発行されます。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
801 | Mainframe Access ESTAEX エラー回復ルーチンを設定または削除する処理が失敗しました。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
996 | MFA サーバーの DSS Services コンポーネントを正しく初期化できませんでした。これは、発生してはいけない状態です。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
997 | アプリケーション サーバー アドレス空間で Endevor エラーが発生しています。よくある原因には、一般的なセットアップ異常、MSGLOG 割り当て異常、または Endevor C1DEFLTS モジュールが見つからない場合が含まれます。Endevor 要求を処理できません。 | joblog または syslog を調べて、具体的なエラーの特定に役立つ可能性があるシステム メッセージまたはサーバー メッセージを探してください。 問題を解決できない場合、弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
998 | MFA サーバー制御リージョンで使用可能な Endevor サポート モジュールと MFA サーバー アプリケーション サーバー リージョンで使用可能な Endevor サポート モジュールが異なります。これらのリージョンで参照されている Endevor のバージョンが異なります。Endevor 要求を処理できません。 | おそらく、リージョンの起動に使用した JCL の STEPLIB 連結または JOBLIB 連結が異なることが原因です。 問題を解決できない場合、弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
999 | この異常終了コードは、MFA サーバーが Endevor サポート モジュールを使用できないことを示します。Endevor 要求を処理できません。 | Endevor の AUTHLIB データ セットと CONLIB データ セットは、(制御リージョンとアプリケーション サーバー リージョンの両方で) MFA 開始タスク JCL に存在するか、標準のシステム LNKLST 指定で使用可能である必要があります。 問題を解決できない場合、弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
2100 | Mainframe Access ESTAEX エラー回復ルーチンを設定または削除する処理が失敗しました。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
3100 | Mainframe Access の従属アドレス空間サービスに関連付けられている処理で、発生してはいけない状態が発生しました。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
3101 | 従属アドレス空間サービスの作業指示割り当てが失敗しました。これは、発生してはいけない状態です。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
3102 | 従属アドレス空間サービスのプログラム呼び出しブロックの割り当てが失敗しました。これは、発生してはいけない状態です。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |
3103 | 従属アドレス空間サービスの作業指示をキューに入れることができませんでした。これは、発生してはいけない状態です。 | 弊社の製品サポートまでお問い合わせください。 |