Oracle RM スイッチ モジュール

Oracle RM スイッチ モジュールのビルドに必要な情報について説明します。

Oracle 11 データベースおよび Oracle 12 データベースの両方のための Oracle RM スイッチ モジュールがサポートされています。

Windows 環境

ソース コード
Oracle RM スイッチ モジュールの COBOL ソース ファイルである ESORAXA.CBL は、デフォルトでは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\src\enterpriseserver\xa ディレクトリにあります。
スイッチ モジュールをビルドする
方法 1
  1. 管理者として、アプリケーションに応じて 32 ビットまたは 64 ビットの Enterprise Developer コマンド プロンプトを起動します。
  2. %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\src\enterpriseserver\xa ディレクトリ (デフォルトの場所) に移動します。
  3. 次のように入力します。build switch-module

    ここで switch-module は、Oracle 11 データベースの場合はora11、Oracle 12 データベースの場合はora12になります。

方法 2
  1. アプリケーションに応じて 32 ビットまたは 64 ビットの Enterprise Developer コマンド プロンプトを起動します。
  2. %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\src\enterpriseserver\xa ディレクトリ (デフォルトの場所) にあるすべてのファイルを、WRITE パーミッションがある任意の場所にコピーします。
  3. コピーしたファイルが含まれているディレクトリに移動します。
  4. 次のように入力します。build switch-module

    ここで switch-module は、Oracle 11 データベースの場合はora11、Oracle 12 データベースの場合はora12になります。

ビルド出力
ビルド プロセスによって、ESORAXA.CBL COBOL ソース ファイルから、バイナリ形式の次の 2 つの RM スイッチ モジュール ファイルが生成されます。
バイナリ ファイル タイプ
ESORAXA.DLL 静的
ESORAXA_D.DLL 動的

RM スイッチ モジュールの登録は、Enterprise Server で動的に行うか、使用するバイナリ ファイルに応じて静的に行います。推奨される方法は、スイッチ モジュールの動的な登録です。これにより、グローバル トランザクションで使用されるアクティブなデータベースのみが TM/RM XA フローに参加するためです。

UNIX 環境

ソース コード
Oracle RM スイッチ モジュールの COBOL ソース ファイルである ESORAXA.CBL は、デフォルトでは、$COBDIR/src/enterpriseserver/xa ディレクトリにあります。
ビルド要件

ビルド スクリプトでは、現在の有効な作業モードを使用して、スイッチ モジュールのビルド方法が決定されます。build スクリプトを呼び出す前に、データベース環境が正しく設定されていることを確認してください。詳細は、データベース ベンダーのマニュアルを参照してください。

スイッチ モジュールをビルドする
$COBDIR/src/enterpriseserver/xa ディレクトリには、スイッチ モジュールのビルドに使用できる build バッチ ファイルが含まれています。
  1. $COBDIR/src/enterpriseserver/xa ディレクトリ (デフォルトの場所) にあるすべてのファイルを、WRITE パーミッションがある任意の場所にコピーします。
  2. コピーしたファイルが含まれているディレクトリに移動します。
  3. build ora」と入力します。
ビルド出力
ビルド プロセスによって、ESORAXA.CBL COBOL ソース ファイルから、バイナリ形式の次の 4 つの RM スイッチ モジュール ファイルが生成されます。
ESORAXA.so 32 ビット 静的
ESORAXA64.so 64 ビット 静的
ESORAXA_D.so 32 ビット 動的
ESORAXA64_D.so 64 ビット 動的

RM スイッチ モジュールの登録は、Enterprise Server で動的に行うか、使用するバイナリ ファイルによって静的に行います。推奨される方法は、スイッチ モジュールの動的な登録です。これにより、グローバル トランザクションで使用されるアクティブなデータベースのみが TM/RM XA フローに参加するためです。

すべての環境

追加リソース
Oracle RM スイッチ モジュールの詳しい使い方 (オープン文字列定義や、サポートされる SQL 操作の詳細など) については、次のトピックを参照してください。
  • Micro Focus Enterprise Developer for Windows の Readme」の「追加のソフトウェア要件」トピックの「データベース アクセス - COBSQL (Pro*COBOL)」セクション (Windows)
  • Micro Focus Enterprise Developer for Linux and Unix の Readme」の「追加のソフトウェア要件」トピックの「データベース アクセス - COBSQL (Pro*COBOL)」セクション (UNIX)
  • Oracle RDBMS マニュアルの「Oracle XA でのアプリケーションの開発」ヘルプ トピック。