ここでは、このチュートリアルで使用するエンタープライズ サーバー インスタンスの ESREST を作成および構成する手順について説明します。
制限事項:本トピックは、Windows 環境 (ローカル開発) にのみ該当します。
Web Services のサービス インターフェイスを正しくディプロイおよび実行 (デバッグ) するには、Enterprise Server でエンタープライズ サーバー インスタンスが起動している必要があります。これらのチュートリアルのために、ESREST エンタープライズ サーバー インスタンスを作成し、リスナー ポートを設定して、使用するディプロイ ディレクトリを構成します。
Enterprise Server を起動します。
- Enterprise Developer のサーバー エクスプローラーで [bankdemo [localhost:86]] を右クリックし、[Open Administration Page] をクリックします。
Enterprise Developer のウィンドウで Enterprise Server Administration が起動して、ホーム ページが表示されます。
ESREST の作成
本セクションでは、ESREST エンタープライズ サーバー インスタンスを、Enterprise Server Administration のホーム ページから作成します。
- Enterprise ServerAdministration ホーム ページで [Add] をクリックします。
- [Server name] フィールドに .ESRESTと入力して、[次へ] をクリックします。
- [Server Type] で、[Micro Focus Enterprise Server] を選択して、[Next] をクリックします。
- Add サーバー ページ (3 ページ中の 3 ページ目) で [Add] をクリックします。
ESREST の構成
デフォルトでは、新しいエンタープライズ サーバー インスタンスはすでに REST アーキテクチャー スタイル用に構成されています。ただし、動的デバッグの有効化、Web サービスおよび J2EE リスナーのエンドポイント アドレスの設定、および Enterprise Developer インストール ディレクトリに対する管理者権限がない場合は、ディプロイ ディレクトリの定義などのいくつかの調整を行う必要があります。
- ダイナミック デバッグの有効化
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- Enterprise Server Administration ホーム ページのサーバーの表で、ESREST サーバーに対応する [Edit] ボタンをクリックします。
- [Server > Properties > General] ページ (デフォルト) の [Startup Options] グループで、[Allow Dynamic Debugging] を確認してから、[OK] をクリックします。
これにより、ホーム ページに戻ります。
- Web サービスおよび J2EE リスナーの構成
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- Enterprise Server Administration ホーム ページで、[ESREST] サーバーの [Communications Processes] 列にある [Details] ボタンをクリックします。
これにより、Enterprise Server リスナーの [Communications Processes] ページが表示されます。
- [Web Services and J2EE Listener] に対応する [Edit] ボタンをクリックします。
- [Endpoint Address] フィールドの内容を*:9003に変更します。
- [Apply] をクリックします。
これにより、[Communications Processes] ページに戻ります。
重要:Enterprise Developer インストール ディレクトリに対する管理者権限がない場合は、設定を続行してください。管理者権限がある場合、ESREST
エンタープライズ サーバー インスタンスの設定はこの時点で完了です。[
Home] をクリックして、ホーム ページに戻ります。
- ディプロイ ディレクトリの定義
- Enterprise Server によって使用されるデフォルトのディプロイ ディレクトリは、Enterprise Developer のインストール ディレクトリのサブフォルダーです。Enterprise Developer のインストール ディレクトリ構造に対する管理者権限がある場合や、Enterprise Developer を [管理者として実行] を使用して起動した場合は、この手順を実行する必要はありません。
- [Communications Processes] ページに戻り、Web リスナーに対応する [編集] ボタンをクリックします。
- [Configuration Information] フィールドまでスクロールします。フィールド内で該当するコードが見つかるまで下にスクロールし、
uploads=<ES>/deploy
を、次のように変更します。
uploads=ProjectDir/deploy
ProjectDir は、プロジェクト ディレクトリのフル パスです。スラッシュを使用してサブディレクトリを区切ります。次に例を示します。
uploads=c:/Users/Bob/workspace/project-name/deploy
- [OK] をクリックします。
- [Home] をクリックして、Enterprise Server Administration のホームページに戻ります。
ディプロイ ディレクトリの作成
Enterprise Server によって使用されるデフォルトのディプロイ ディレクトリは、Enterprise Developer のインストール ディレクトリのサブフォルダーです。Enterprise Developer のインストール ディレクトリ構造に対する管理者権限がある場合や、Enterprise Developer を [管理者として実行] を使用して起動した場合は、この手順を実行する必要はありません。
- deploy フォルダーの作成
- 管理者権限がないと、Enterprise Developer のデフォルトのディプロイ ディレクトリから Enterprise Server にディプロイすることはできません。確実にディプロイできるように、ProgramREST プロジェクトに deploy フォルダーを作成します。
- Team Developer Tree View でプロジェクトを右クリックし、コンテキスト メニューで [] を選択します。
- [Folder name] フィールドにdeployと入力し、[完了] をクリックします。
- .mfdeploy ファイルのインポート
- 新しい deploy フォルダーには、.mfdeploy 構成ファイルが含まれている必要があります。Team Developer Tree View からファイルをインポートします。
- Team Developer Tree View で [deploy] フォルダーを右クリックし、コンテキスト メニューで [Import] を選択します。
- [General] を展開し、[FileSystem] をダブルクリックします。
- [From directory] フィールドに対応する [Browse] ボタンをクリックし、次の場所に移動します。
InstallDir\deploy
ここで InstallDir は、Enterprise Developer のインストール ディレクトリです。デフォルトは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer です。
- [OK] をクリックします。
- 右側のペインで [.mfdeploy] をオンにします。
- [Finish] をクリックして、このファイルをプロジェクトにインポートします。