Eclipse IDE の基本的な機能を確認したので、次に、最初のアプリケーションとして、単純な Hello COBOL World アプリケーションを作成してみましょう。
Eclipse を起動すると、デフォルトで [Workspace Launcher] ダイアログ ボックスが表示されて、Eclipse ワークスペースのパスを指定するように求められます。パスを指定して [OK] をクリックします。
初めて Eclipse を起動した場合は、Eclipse の [ここからはじめよう] ページが表示されます。この「Introduction」の「The Eclipse Welcome Page」を参照してください。
[Open COBOL Perspective] をクリックします。これは、COBOL 開発に最適なパースペクティブです。
デフォルトでは、Eclipse セッションの起動時に選択したワークスペースにプロジェクトが作成されます。
COBOL ソース コードを保持するプログラムをプロジェクトに作成する必要があります。
[New COBOL Program] ウィザードが表示されます。
プロジェクトにテンプレート COBOL プログラムが追加され、エディターで開かれます。
program-id. helloworld as "helloworld". environment division. configuration section. data division. working-storage section. procedure division. display 'Hello COBOL World!'. goback. end program helloworld.
デフォルトでは、Eclipse はプロジェクトを自動的にビルドします。自動的にビルドするように Eclipse を構成していない場合は、[Project > Build Project] をクリックすることにより、いつでもプロジェクトをビルドすることができます。
プロジェクトのビルドの進捗状況が [Console] ビューに表示されます。
プロジェクトがビルドされると、New_Configuration.bin というフォルダーがプロジェクトに作成されます。このフォルダーを COBOL エクスプローラー ビューで展開すると、実行可能ファイルと、いくつかの .obj ファイル (Windows) または .o ファイル (UNIX) が表示されます。
これで、アプリケーションが実行可能な状態になります。
Eclipse で作成するアプリケーションには、実行するための起動構成が必要です。次の手順に従って、Hello COBOL world アプリケーションの実行構成を作成します。
ウィザードでデフォルトの COBOL 起動構成が作成されて、実行するプロジェクトとして HelloCOBOLWorld、実行するメイン プログラムとして New_Configuration.bin/HelloCOBOLWorld.exe (Windows) または New_Configuration.bin/HelloCOBOLWorld (UNIX) が表示されます。
コンソール ウインドウが開いて、「Hello COBOL World!」と表示されます。
このプロジェクトは、この概要に含まれている別のデモンストレーションでまた使用するため、残しておいてください。