ここでは、エンタープライズ サーバー インスタンスをプロジェクトに関連付けてプロジェクトをビルドし、ディプロイ プロパティを設定してサービス インターフェイスをディプロイし、ディプロイ結果を確認する手順について説明します。
制限事項:本トピックは、Windows 環境 (ローカル開発) にのみ該当します。
Java サービス インターフェイスをエンタープライズ サーバー インスタンスに正しくディプロイするには、最初に Enterprise Developer でいくつかのオプションを設定する必要があります。
ディプロイ プロパティの設定
ディプロイ処理がスムーズに行われるように、いくつかのオプションを設定して、the name of your エンタープライズ サーバー リージョンの名前、使用するアプリケーション サーバー、および特定のファイルの場所を Enterprise Developer に提供する必要があります。
- Team Developer Tree View で、[ProgramEJB] プロジェクトの [Java Interfaces] を展開します。
- [ProgramEJB] Java インターフェイスを右クリックし、コンテキスト メニューで [Java Properties] を選択します。
- [一般] タブで、[EJB の生成] (デフォルト) をクリックします。
- [ディプロイメント サーバー] タブで、[Enterprise Server name] フィールドに対応する [変更] ボタンをクリックします。
- [ESDEMO] サーバーを選択してから [OK] をクリックします。
- [Application Files] タブで [Legacy application needs deploying] をクリックしてから、[Add Files] をクリックして次のファイルを追加します。
ファイル |
プロジェクト フォルダー |
bookfile.dat |
ProgramEJB |
bookfile.idx |
ProgramEJB |
book.dll |
ProgramEJB >New_Configuration.bin |
これらのファイルは、ディプロイ時にエンタープライズ サーバー インスタンスにコピーされます。.dat ファイルおよび .idx ファイルは、サービスによってアクセスされる索引ファイルのデータ部分および索引部分です。.dll は、サービスのデバッグに必要な実行可能ファイルです。
- [EJB の生成] タブで、ドロップダウン リストを使用して [Application Server] をJEE 6およびJBOSS 6.1.0に設定します。
- 同じく [EJB の生成] タブで、[Java EE Class Path] フィールドに対応する [参照] ボタンをクリックして、次の EJB コネクタ クラス ファイルを追加します。これらはすべて、JBoss インストールの client サブフォルダーにあります。
- jboss-connector-api_1.5_spec.jar
- jboss-ejb-api_3.1_spec.jar
- jboss-servlet-api_3.0_spec.jar
エンタープライズ サーバー インスタンスの停止
使用しているエンタープライズ サーバー インスタンスと、同じリスナー ポートを使用する他のエンタープライズ サーバー インスタンスの間でポートの競合が発生しないように、次の手順に従って、開始されているエンタープライズ サーバー インスタンスをすべて停止します。
- Enterprise Developer でサーバー エクスプローラーがアクティブになっていない場合は、[ウィンドウ > ビューの表示 > その他 > Micro Focus > サーバー エクスプローラー] をクリックして、[OK] をクリックします。
- サーバー エクスプローラーで、[Local [localhost:86]] を展開して、エンタープライズ サーバー インスタンスのリストを表示します。
- 開始されているエンタープライズ サーバー インスタンスをそれぞれ右クリックして、コンテキスト メニューで [Stop] を選択して停止します。開始されているエンタープライズ サーバー インスタンスには、緑色のアイコン (
) が表示されています。
ESDEMO エンタープライズ サーバー インスタンスの開始
サービス インターフェイスをディプロイする前に、ProgramEJB サービスが実行される ESDEMO インスタンスを開始する必要があります。
- Enterprise Developer でサーバー エクスプローラーがアクティブになっていない場合は、[ウィンドウ > ビューの表示 > その他 > Micro Focus > サーバー エクスプローラー] をクリックして、[OK] をクリックします。
- サーバー エクスプローラーで、[Local [localhost:86]] を展開して、使用できるエンタープライズ サーバー インスタンスのリストを表示します。
- ESDEMO エンタープライズ サーバー インスタンスを開始するには、右クリックして [Start] をクリックします。
ESDEMO ではデフォルトのユーザー名およびパスワードが使用されますが、これらをカスタマイズすることもできます。このチュートリアルではデフォルトのままでかまいません。
- サインオン ダイアログ ボックスが表示された場合は、[OK] をクリックしてから [No] をクリックして、パスワード回復を無効にします。
Enterprise Server デーモンがコンソールから呼び出されて、エンタープライズ サーバー インスタンスが開始されます。
ProgramEJB サービス インターフェイスのディプロイ
- Team Developer Tree View で [ProgramEJB] Java インターフェイスを右クリックし、[ディプロイ] をクリックします。
コンソールにディプロイ処理の進捗状況が表示されます。ディプロイに成功すると、成功を知らせるメッセージが表示されます。
ディプロイに失敗した場合は、失敗の理由を知らせるメッセージが [出力] ウィンドウに表示されます。このエラー メッセージにはログ ファイルのパスも表示されるので、ブラウザーでこのパスを指定してログ ファイルを開くこともできます。
ディプロイ結果の表示
これで、ESDEMO エンタープライズ サーバーで実行されるサービスとして Java インターフェイスがディプロイされたので、ディプロイされたサービスの詳細を Enterprise Server Administration ページで確認できます。
- Enterprise Server Administration を閉じてしまった場合は、もう一度サーバー エクスプローラーから起動してください。
ESDEMO エンタープライズ サーバーの情報が表示されている行の [オブジェクト] 列に、このエンタープライズ サーバーで実行されているサービスの数が表示されます。この例では、実行されているサービスが少なくとも 9 つあるはずです。ESDEMO エンタープライズ サーバーには標準で 5 つのサービスが含まれており、ここで追加した 1 つのサービスに 4 つの操作が含まれているからです。ESDEMO エンタープライズ サーバーにその他のサービスをディプロイした場合は、サービスの数がこれより多くなります。
- ESDEMO サービスの [Details] ボタンをクリックします。
新しいサービス (ProgramEJB) が表示されている行の [現ステータス] 列で、4 つの操作のすべてが [利用可能] になっていることを確認します。これは、クライアントがアクセスできる状態になっていることを示します。