ジョブ ステップでユーザー、システム、または RTS の異常終了が発生した場合、MFBSIJCL は、ユーザー、システム、または RTS のステータス コードの 10 進値をデフォルトで返します。この値が 199 よりも大きい場合、MFBSIJCL はスケジューラに最終戻りコード 16 を返します。それ以外の場合は、戻りコードはステータス コードに対応します。たとえば、戻りコードが 12 のユーザー異常終了は、コード 12 を返します。
ただし、USR、SYS、または RTS 異常終了は、指定された戻りコードをスケジューラに返すことができます。MFBSI 構成ファイルでは、OS 戻りコードを強制的にスケジューラーに返すように SYS-ABEND-RC、USR-ABEND-RC、および RTS-ABEND-RC パラメーターを設定できます。
MFBSIJCL から返される特定の OS コードをいくつか次の表に示します。
MFBSI に固有の戻りコードの全リストを確認するには、Enterprise Developer コマンド プロンプト (Windows) または $COBDIR が設定された UNIX コマンド シェルから、次のいずれかのコマンドを実行します。
mfbsijcl /rc mfbsijcl -h mfbsijcl -help mfbsijcl -?
MFBSIJCL によって、SJobId.Log や JOB#####.log 内で、または STDOUT を使用して書き込まれるジョブ ログでは、JCLSI メッセージが追加の情報を提供します。次に例を示します。
JCLSI0013E JOB????? => Rc:213 Configuration parameter unknown in MFBSI.cfg JCLSI0014E JOB????? Parameter: ES_Server=-rES JCLSI0077I JOB Ended with OS RC=0213. 13:12:59 JCLSI0028E JOB????? => Rc:243 In MFBSI_DIR,"regionName.Started" not found. JCLSI0077I JOB Ended with OS RC=0243. 14:09:33 JCLSI0050I JOB01039 IEFBR14 JOB Concluded. (SYS=00002054 Reason=00000000 )[Job abended] 14:12:38
ここで、SYS 2054 (10 進) は x'806' (プログラムが見つからない) です。システムが異常終了します。
JCLSI0050I JOB01209 MFJCLRC JOB Concluded. (RTS=00000173 Reason=00000000 ) [Job abended] 12:33:38
ここで、RTS 173 は、呼び出し先のプログラムが見つからないことを示しています。
これらのメッセージの目的は、必要に応じて追加のスケジューラ エラー処理を可能にすることです。