アセンブラーデバッガーの起動

アセンブラーデバッガーを起動する方法は、プログラムを呼び出す方法や、アプリケーションを構成するコンポーネントによって異なります。

重要：すべての方法で、最初にアプリケーションをデバッグ用にコンパイルする必要があります。また、「スタンドアロンのアセンブラープログラム」以外のすべての方法で、アプリケーションをデバッグする前に、アプリケーションを実行するようにエンタープライズサーバーを構成する必要があります。

スタンドアロンのアセンブラープログラム

単一のアセンブラープログラムをコマンドラインからデバッグするには、次の手順を実行します。

アセンブラーデバッガーがコマンドウィンドウで起動します。

JCL から起動されるアセンブラープログラム

JCL から呼び出されるアセンブラープログラムをデバッグするには、同じ 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで次のすべての手順を実行します。

コマンドラインを使用している場合に、JCL から呼び出されるアセンブラープログラムをデバッグするには、同じ 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで次のすべての手順を実行します。

次の環境変数を設定します。
```
es_server_console=y
```
注：エンタープライズサーバーを起動する前にこの環境変数を設定しないと、アセンブラーアプリケーションの実行時に RTS197 エラーが発生します。
IDE または同じ Enterprise Developer コマンドプロンプトからエンタープライズサーバーを起動します。次のコマンドを使用します。
```
casstart /rServerName
```
IDE で、アセンブラープログラムを呼び出す JCL をサブミットします。

JCL によってアセンブラープログラムが実行されると、アセンブラーデバッガーがコマンドウィンドウで起動します。

CICS または IMS のアセンブラーアプリケーション

アセンブラープログラムのみで構成されている CICS または IMS のアプリケーションをデバッグするには、次の手順を実行します。

32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで、次の環境変数を設定します。
```
es_server_console=y
```
注：エンタープライズサーバーを起動する前にこの環境変数を設定しないと、アセンブラーアプリケーションの実行時に RTS197 エラーが発生します。
IDE または 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトからサーバーを起動します。
```
casstart /rServerName
```
同じ 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで、サーバー実行プロセスを開始します。
```
start cassi /rServerName /a
```
TN3270 端末エミュレーターを使用してアプリケーションを実行します。
Enterprise Developer のインストールの一部として Micro Focus Rumba をインストールした場合は、IDE に統合された Rumba TN3270 Mainframe Display またはスタンドアロンの Rumba デスクトップを使用できます。

アセンブラーデバッガーがコマンドウィンドウで起動します。

非 CICS アプリケーションの COBOL およびアセンブラー

COBOL およびアセンブラーの両方のプログラムで構成されている非 CICS アプリケーションをデバッグするには、次の手順を実行します。

Enterprise Developer で、エンタープライズサーバーをプロジェクトに関連付けます。
32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで、次の環境変数を設定します。
```
es_server_console=y
```
注：エンタープライズサーバーを起動する前にこの環境変数を設定しないと、アセンブラーアプリケーションの実行時に RTS197 エラーが発生します。
同じ 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトからサーバーを起動します。
```
casstart /rServerName
```
IDE でアプリケーションのデバッグを開始します。
Rumba などの 3270 端末エミュレーターでアプリケーションを実行します。

COBOL プログラムは IDE でデバッグし、アセンブラープログラムは、別ウィンドウに表示されるアセンブラーデバッガーでデバッグします。

CICS アプリケーションの COBOL およびアセンブラー

COBOL およびアセンブラーの両方のプログラムで構成されているアプリケーションがある場合は、COBOL プログラムは Enterprise Developer でデバッグし、アセンブラープログラムは、別ウィンドウに表示されるアセンブラーデバッガーでデバッグします。

COBOL およびアセンブラーの両方のプログラムで構成されている CICS アプリケーションをデバッグするには、次の手順を実行します。

IDE で、デバッグするアプリケーションを含むプロジェクトを開きます。
32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで、次の環境変数を設定します。
```
es_server_console=y
```
注：エンタープライズサーバーを起動する前にこの環境変数を設定しないと、アセンブラーアプリケーションの実行時に RTS197 エラーが発生します。
同じ 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトからサーバーを起動します。
```
casstart /rServerName
```
同じ 32 ビットの Enterprise Developer コマンドプロンプトで、サーバー実行プロセスを開始します。
```
start cassi /rServerName /a
```
Rumba などの 3270 端末エミュレーターでアプリケーションを実行します。

アセンブラー デバッガーの起動