Enterprise Server Administration を起動したら、CICS アプリケーションを実行できるようにエンタープライズ サーバーを構成し、必要なファイルの場所を指定する必要があります。
インストール検査手順で使用するためにエンタープライズ サーバーを構成するには、次の操作を行います。
- Enterprise Server Administration のホーム ページのサーバーの表で、編集するサーバーがある行の左にある [Edit] をクリックします。
- [Server > Properties > General] タブの [Configuration Information] で、CICS ファイルを検索するための環境仕様を入力します。たとえば、プロジェクト ファイルがすべて C:\tutorials\CICS(Windows) または/tutorials/CICS(UNIX) サブディレクトリにある場合は、次のように入力します。
Windows 環境の場合:
[ES-Environment]
CICSPROJ=C:\tutorials\cics
UNIX 環境の場合:
[ES-Environment]
CICSPROJ=/tutorials/cics
これにより、$CICSPROJ の値が設定されます。
- [Properties > MSS] をクリックします。
- [System Initialization Table] で DEMOSIT を指定します。
- [Transaction Path] でトランザクション プログラムの場所を指定します。例:$CICSPROJ\mto-bms\debug(Windows) または$CICSPROJ/mto-bms/debug(UNIX)。
- [VSAM File Path] でデータ ファイルの場所を指定します。例:$CICSPROJ\mto-bms(Windows) または$CICSPROJ/mto-bms(UNIX)。
- [Map Path] で BMS マップの場所を指定します。例:$CICSPROJ\mto-bms(Windows) または$CICSPROJ/mto-bms(UNIX)。
- [OK] をクリックします。
これで、このエンタープライズ サーバーで CICS サポートが有効になり、関連ファイルの場所の指定が完了しました。上記で使用しているディレクトリ名は例であり、インストール検査手順ファイルがインストールされているシステム上のディレクトリを使用するように変更する必要があります。
- [Listeners] タブをクリックします。
- 通信プロセス 1 の [Listeners] 列で [Add] をクリックします。
- 次の情報を指定して TN3270 エミュレーターを使用できるようにします。
フィールド |
値 |
[Name] |
tn3270 |
[Endpoint address] |
*.nnnn (nnnn は 5000 ~ 65535)。システム管理者に確認して、他のアプリケーションで使用されていない番号を選択してください。 |
[Supported Conversation Type] |
[TN3270] をオン |
- [Add] をクリックします。