フェールオーバー状態のエミュレート

プライマリ サーバーに障害が発生した場合にどうなるかを試してみるために、プロセスを強制終了できます。これによりフェールオーバー プロセスが開始されるはずです。

  1. Enterprise Server Administration ホーム ページで、プライマリ サーバーの [Status] 列の [Details] をクリックします。
  2. [ES Monitor & Control] をクリックします。
  3. [SEPs] をクリックします。

    SEP 情報が表示されます。

  4. ES Manager のプロセス ID をメモしておきます。
  5. Windows の場合、次の手順を実行します。
    1. Ctrl+Shift+Esc を押します。

      Windows のタスク マネージャーが表示されます。

    2. 表示されていなければ、[Processes] タブをクリックします。
    3. PID 列が表示されていない場合、[Name] 列見出しを右クリックして [PID] を選択します。

      [PID] 列が表示されます。

    4. 前のステップでメモしておいた PID のエントリを強調表示し、[End Task] または [End Process] (Windows のバージョンによる) をクリックします。
      注: PID が見つからない場合、[Show processes from all users] をクリックします。
    5. 確認のプロンプトが表示された場合、もう一度 [End Process] をクリックします。
    これによりプライマリ サーバーが強制終了され、プライマリの役割がスタンバイ サーバーの 1 つに自動的に割り当てられます。
  6. UNIX の場合、次のように入力します。
    kill <process ID>

    これによりプライマリ サーバーが強制終了され、プライマリの役割がスタンバイ サーバーの 1 つに自動的に割り当てられます。

  7. Enterprise Server Administration ホーム ページで、各スタンバイ サーバーの [Status] 列の [Details] をクリックし、それから [ES Monitor & Control] をクリックします。 1 つのスタンバイ サーバーのステータスが [HA VSAM Primary] と表示されています。
  8. グループが引き続き期待通りに動作していることを確認するには、Enterprise Developer コマンド プロンプトで次のように入力します。

    Windows:

    run runner.int

    UNIX:

    cobrun runner.int

    これにより以前のプログラムが再実行されます。残りの各サーバーのシステム ディレクトリを検証すると、file.dat のタイムスタンプが更新されており、ファイルがグループ内において引き続き複製されていることを確認できます。

  9. 古いプライマリ サーバーを再起動します。 再起動の完了後、2 段階の回復プロセスが試行されます (「フェールオーバーと回復のプロセス」を参照)。成功すると、スタンバイ サーバーとしてグループに再度追加されます。
  10. Enterprise Server Administration ホーム ページで、そのサーバーの [Status] 列の [Details] をクリックし、[ES Monitor & Control] をクリックします。ステータスが [HA VSAM Hot Standby] と表示されています。
段階的な説明はここまでです。各サーバーを停止してグループを閉じても構いません。
注: グループを閉じた後に再起動する場合は、起動する前に必ずグループ内の各サーバーのシステム ディレクトリから logtrans.tlog ファイルを削除してください。グループを引き続き実行して、サーバーをグループに再度追加する場合は、logtrans.tlog を削除する必要はありません。