DB2 ECM プリプロセッサとコンパイラ指令オプションの設定

DB2 ECM プリプロセッサとそのコンパイラ指令オプションを指定するにはいくつかの方法があります。

Enterprise Developer プロジェクト内

1. プロジェクトのプロパティを開き、[Micro Focus > Project Settings > COBOL > SQL Preprocessor] の順に展開します。
   注：[Micro Focus > ビルド構成 > COBOL > SQL プリプロセッサ] でプリプロセッサを設定することもできます。この方法では、ビルド構成がアクティブになっていて、プロジェクト設定内またはプログラム レベルでプリプロセッサが他のプリプロセッサに設定されていない場合にのみ、設定が適用されます。
2. [Enable configuration specific settings] と [Use SQL Preprocessor] のチェック ボックスをオンにします。
3. [Preprocessor Type] ドロップダウン リストから、[HCO for DB2 LUW] を選択します。
4. データベースの名前を DB 設定の [Value] フィールドに入力します。
   注：DB の値を空白のままにすると、コンパイラは DB2DBDFT 環境変数の値によって指定されたデータベースを使用します。
5. [Apply] をクリックします。

または、プリプロセッサの仕様とオプションを追加の指令として入力できます。

1. プロジェクトのプロパティを開き、[Micro Focus > Project Settings > COBOL] の順に展開します。
   注：または [Micro Focus > ビルド構成 > COBOL] の順に選択してもプリプロセッサを設定できます。この方法では、ビルド構成がアクティブになっていて、プロジェクト設定内またはプログラム レベルでプリプロセッサが他のプリプロセッサに設定されていない場合にのみ、設定が適用されます。
2. [Additional directives] フィールドをクリックして、次を入力します。

   DB2[(DB=dbName [DB2dirOpts])]

   dbName は DB2 データベースの名前、DB2dirOpts は 1 つまたは複数の追加指令オプションです。

   注：DB オプションを指定しないと、コンパイラは DB2DBDFT 環境変数の値として指定されたデータベースを使用します。

指令ファイルで

DB2 ECM プリプロセッサ指令を cobol.dir というシステム全体の指令ファイルや、ユーザー指令ファイル、またはそれらの両方に含めることができます。詳細は、「システム指令ファイル cobol.dir」および「ユーザー指令ファイル」を参照してください。

コマンド ライン

DB2 コンパイラ指令を使用し、その後にデータベース名を指定する DB オプションと追加のオプションを続けます。

DB2[(DB=dbName [DB2dirOpts])] (Windows)

または

DB2[(DB==dbName [DB2dirOpts])] (UNIX)

dbName は DB2 データベースの名前、DB2dirOpts は 1 つまたは複数の追加指令オプションです。

注：DB オプションを指定しないと、コンパイラは DB2DBDFT 環境変数の値として指定されたデータベースを使用します。

プログラムへの埋め込み

DB2 ECM プリプロセッサとコンパイラの指令オプションは、次のような$SET 文をプログラムに埋め込んで (プログラムの最初の行で) プログラム レベルで指定することもできます。

$SET DB2[(DB=dbName [DB2dirOpts])]

dbName は DB2 データベースの名前、DB2dirOpts は 1 つまたは複数の追加指令オプションです。

重要：

• この方法は、アプリケーション内の他のプログラムとは異なるプリプロセッサをプログラムで使用する場合にのみ使用します。
• DB オプションを指定しないと、コンパイラは DB2DBDFT 環境変数の値として指定されたデータベースを使用します。