プロジェクト内のすべてのファイルに適用されるプロジェクト プロパティを設定するには、アプリケーション エクスプローラー ビューでプロジェクトを右クリックして [Properties] をクリックし、[Micro Focus > Project Settings > PL/I Compile Settings] ノードを展開します。次のオプションを設定できます。
[Common options]
- [System]
- プログラムが動作するメインフレーム システム (IMS、MVS (JCL で実行されるプログラムの場合)、CICS のいずれか) にリンクします。
制約事項: このオプションは、メインフレーム PL/I プロジェクトにのみ適用されます。
- [Compile for debug]
- デバッグ用にプログラムをコンパイルします。
- [Generate listing file]
- コンパイラ リスティング ファイルを作成します。リストが含まれるファイルのデフォルト名は、xxx.lst で、xxx は名前に含まれる最後の「.」(ピリオド) まで (ただし「.」自体は含まない) のソース ファイル名です (パス名は除きます)。たとえば、ソース ファイル名が prog.pl1 の場合、デフォルトのリストは prog.lst です。-exp、-map、または -xref が指定されている場合は、デフォルトでコンパイラ リストが生成されます。
- [Optimization level]
- PL/I コンパイラによる最適化レベルを指定します。level は、最適化のレベル (1 ~ 3) を表します。デフォルト設定は -noopt です。level がインクルードされていない場合、プログラムはレベル 3 で最適化されます。-deb が指定されている場合、-opt 2 が許可される最大レベルになります。-opt -deb は、-opt 2 -deb に相当します。
- [Endianness]
-
システムのエンディアンを選択します。デフォルトは、[Big endian] (非ネイティブ) です。リトルエンディアンの場合は [Native] を選択してください。
- [EXEC preprocessor options]
- EXEC プリプロセッサのオプションを指定します。オプションには、PLITEST、NEWNAME(name) などがあります。
- [Additional options]
- このテキスト ボックスには、その他の必要なコンパイラ指令をすべて入力します。
[Logging information]
- [Warnings for filters in structures]
- 埋め草文字が含まれている構造体に対する警告を作成します。
- [Emit diagnostics]
-
I、W、E、または S レベルのエラーに対する診断を生成します。
- [Print statistics]
- 各コンパイラ フェーズが完了するたびに、コンパイラの統計情報を標準出力に印刷します。
- [Cross reference information]
-
相互参照情報の作成を制御します。
- [Verbose output]
- 追加のビルド出力を表示します。
[Data types]
- [Use float binary as float decimal]
-
浮動バイナリを浮動小数として使用するかどうかを制御します。
- [Use floating point in trigonometry]
-
三角関数での浮動小数点の使用を制御します。
- [Fixed binary precision]
-
固定バイナリ変数のデフォルト精度を変更します。
- [Inverse bits]
- ビッグエンディアンのマシンで UNSPEC、INT、および POSINT のビットを反転します。
[Formatting and display]
- [Control alignment]
- 生成されたコードの整列を制御します。
- [Currency symbol]
- ピクチャ指定用の通貨シンボルを指定します。文字、10 進数、または 0xDD 形式の 16 進定数を使用できます。例:
- -currency_symbol £
- -currency_symbol 163
- -currency_symbol 0xa3
- [Specify margins]
-
余白を指定します (-margins left, right)。
- [Additional NLS support]
- 拡張文字のサポートを提供します。たとえば、"-names 'string1' ['string2']" と指定します。ここで、string1 は識別子に追加する言語外の文字で、string2 はこれに対応する大文字 (オプション) です。文字列の代わりに、0xDD 形式の 16 進定数を使用できます。デフォルトは -names です。
[Initialization]
- [Initialize aggregates]
- Open PL/I の 7.x バージョンと互換性のある、集計 (配列および構造体) の初期化を実行します。
- [Initialize automatic storage]
- 自動ストレージを 0 に初期化します。
- [Set value of null pointer]
- NULL 組み込み関数が NULL ポインター n を戻すように指定します。ここで n は 10 進値です。このオプションが指定されていない場合、NULL 組み込み関数の値は、すべてのビットが 1 に設定されたアドレスになります。
- [Storage allocation map]
- 記憶域の割り当てマップの生成を指定します。
[Data checking]
- [More extensive prototype checking]
- エントリ宣言のパラメーターと引数の対応について、より広範なプロトタイプ チェックを提供します (-vax を使用する場合もデフォルトで想定されています)。
- [Subscript range checking]
- 添え字範囲のチェックを指定します。
- [Undeclared variable declarations]
- 宣言されていない変数に対する暗黙のコンパイラ宣言を許可しません。
[External elements]
- [External vars in data section]
- .data セクションで外部変数が定義されるようにします。外部ファイルを使用するプログラムには、このオプションを使用する必要があります。
- [Include file suffix]
- インクルード ファイルに使用するファイル拡張子。デフォルトは .in および .inc の両方ですが、このフィールドに追加できる拡張子は 1 つのみです。
- [Include handling]
- %INCLUDE 文の処理方法を決定します。
- [Unreferenced external handling in obj files]
- オブジェクト ファイル内の参照されていない外部エントリをインクルードまたは除外します。
[Compatibility]
- [Use VAX conventions]
- 元々は Digital Equipment Corporation の VAX プラットフォーム向け PL/I コンパイラで記述されたプログラムを、次のように適合させます。
- Fixed Binary(p ≤ 7) データ タイプを、1 バイト符号付き 2 進整数として有効にします。
- Float Binary(24) を Float Binary(23) に相当するものとして有効にします。
- Float Binary(53) を Float Binary(52) に相当するものとして有効にします。
- FIXED 属性が指定されていて、BINARY または DECIMAL が指定されていない場合、BINARY 属性が指定されているものとみなされます。
- [Limit argument descriptors]
- パラメーター宣言の配列バインドまたは文字列長がアスタリスク (*) で表されている場合のみ、呼び出しに対して引数記述子を生成するようにコンパイラに指示します。
- このオプションが使用されていない場合、コンパイラは、配列、構造体、および文字列の引数に対して記述子を生成しますが、これは非常に大きい構造体の場合は問題になる可能性があります。
- [Set unaligned at level 1]
- UNALIGNED 属性がレベル 1 構造体レベルで指定されている場合のように、すべての構造体がマップされるようにします。このオプションは、DEC VAX PL/I のバージョンとの互換性のために用意されています。
[Other compiler options]
- [Alternate NOT symbol]
- 代替の NOT シンボルを選択します。
- [Alternate OR symbol]
- 代替の OR シンボルを選択します。
[CICS Preprocessor settings]
制約事項: このオプションは、メインフレーム PL/I プロジェクトにのみ適用されます。
次の設定を変更するには、[Enable configuration specific settings] を選択する必要があります。
- [CICS preprocessor options]
- 使用する CICS 外部コンパイラー モジュールのオプションを指定します。
[Macro Preprocessor settings]
次の設定を変更するには、[Enable configuration specific settings] を選択する必要があります。
- [Emit full listing]
- マクロ プリプロセッサを起動したときに、インクルード前に %NOLIST を生成しません。
- [Infuse include file]
- ソースの最初の行として注入されるインクルード ファイルの名前
- [No debug information]
- プリプロセッサからコンパイラに渡される通常のデバッグ情報を、プリプロセッサが生成しないように指定します。これは、元のソース ファイルではなく、プリプロセス後の PL/I ソース ファイルを使用してデバッグする場合に便利です。
- [Define a macro]
- 識別子 name が出現する場合は常に、name の代わりに value が使用されるようにします。
- [Undefine a macro]
- -define オプションにより name が作成されている場合は name の定義を削除し、name 識別子を name としてソース内に残します。これは、%REPLACE 文または %name=expr により name の値が変更されないようにするものではありません。
- [Specify variant]
- VARIANT 組み込み関数の代わりに使用される文字列を指定します。
- [Process include name]
- プリプロセッサにより %INCLUDE ファイル名に @、#、および $ が使用されていないか調べられ、@ は A、# は N、$ は D に置き換えられるようにします。
[SQL Preprocessor settings]
次の設定を変更するには、[Enable configuration specific settings] を選択する必要があります。
- [DB2 preprocessor options]
- 使用する SQL 外部コンパイラー モジュールの DB2 プリコンパイラ オプションを指定します。