エンタープライズ サーバー通信の環境変数

入出力と表示を構成する環境変数です。
CCITCP2
CCITCP2 登録デーモンを実行しているマシンの TCP アドレスは、CCI 構成ユーティリティを使用する代わりに環境変数 "CCITCP2" でも設定できます。この方法は、同じマシン上の複数のプロセスがそれぞれ異なる登録デーモンに接続する必要がある場合に便利です。

構文

set CCITCP2=hostname
CCITCP2=hostname
export CCITCP2

パラメーター

hostname には、該当セッションから接続する CCITCP2 デーモンが実行されているマシンの TCP ホスト名またはドット付きの 10 進の IP アドレスを指定します。

説明

環境変数の値は、構成ユーティリティを使用して設定した値よりも常に優先されます。構成ユーティリティで設定した値を使用する状態にプロセスを戻すには、次に示すように環境変数を空の文字列に設定します。

set CCITCP2=

または、(システム環境設定でシステム変数を作成するか、CONFIG.SYS ファイルを使用して) この環境変数がシステム全体に設定されている場合、この値は構成ユーティリティを使用して設定した値よりも常に優先されます。

CCITCP2_PORT
登録プロセスに使用されているポート。

構文

set CCITCP2_PORT=port
CCITCP2_PORT=port
export CCITCP2_PORT
パラメーター
  • port CCITCP2 登録プログラムが動作するポート。
CCITRACE
CCI トレースを有効にするときは、CCITRACE 環境変数を次のように設定して、トレースする情報の程度を指定します。

構文

CCITRACE=filename [options]
パラメーター
  • filename トレース内容の出力先ログ ファイルの名前を指定します。このパラメーターを指定しない場合は、現在のディレクトリに ccitrace.log というログ ファイルが作成され、すべての options がデフォルト値に設定されます。
  • options 次のいずれかまたはすべてを指定します。
/F または -F CCI API 呼び出しの詳細をトレース ファイルにログ記録します。デフォルトは、filename または他のトレース オプションが指定されていない場合は OFF、指定されている場合は常に ON です。
/P または -P プロトコル レベル呼び出しの詳細をトレース ファイルにログ記録します。デフォルトは OFF です。このフラグが OFF の場合は、CCI ユーザー レベル API の詳細のみトレースされます。このフラグが ON の場合は、関数トレーシングのレベルが大きく向上する可能性があります。
/D または -D CCI 関数との間で渡されたすべてのバッファーの内容をログに記録します。デフォルトは OFF です。セキュリティ上の理由でデータ トレーシングを禁止するようにアプリケーションがコード化されている場合は、データ トレーシングが許可されない可能性があります。

したがって、CCI API 関数の流れおよび基礎となるプロトコル関数の流れをトレースするが、これらの呼び出しに渡されるユーザー データはトレースしない、デフォルト名が ccitrc1.trc の CCI トレース ファイル (一致する ccitrc1.idx ファイルを持つ) を作成するには、CCITRACE 環境変数の値を /P にします。

トレース オプションは、CCI.INI ファイルを使用して制御することもできますが、CCITRACE 環境変数で指定された値が優先されます。

ES_CAS_API
コマンド ラインからではなく呼び出しによって casout または cassub が実行されているかどうかを示します。
ES_CONSOLE_LOG
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE
console.log への CSKL のメッセージ書き込みを停止します。
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
ESMAC カタログ ビューに表示される項目の数。
ES_LEGACY_ECI
エンタープライズ サーバーが IBM CTG の代わりに Micro Focus ECI を使用する必要があることを示します。
ES_MAX_CATALOG_LINES
ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。デフォルトは 5000 です
ES_MEM_STRATEGY
サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
ES_OTMA_TIMEOUT
OTMA クライアントが応答を待つ時間。
ES_SEP_DORMANT_TIME
一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。
ES_SERVER
サーバー名 (casstart または casstop で -r スイッチを指定していない場合に使用されます)。
ES_SYSOUT_HOLD
SYSOUT ファイルの状態が Out Hold に設定されます。
ES_TN3270_FORCE_ALT
TN3270 端末エミュレーターの使用時にデフォルト以外の画面サイズを使用できるようにします。
ES_TN3270_MODEL_LOG
CEBR トランザクションを使用して表示できる TN32MODL という名前の一時記憶キューに TN3270 エミュレーターのモデル名を書き込みます。
ES_USR_DFLT_CICS
CICS 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_USR_DFLT_ESMAC
ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_USR_DFLT_JES
JES 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID とパスワードの入力が常に求められるようになります。
ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な値は 0 ~ 65535 です。
IMSCPY
DBDGEN、MFSGEN、および PSBGEN ユーティリティのコピーブック ファイルの場所。
ISPPROF
ISPF ダイアログ プロファイルの場所。
JAVA_HOME
JDK の場所を指定します。
LANG
ロケールを指定します。

構文

LANG=language[_territory[.codepage]]
export LANG
パラメーター
  • language プログラムを実行する際の言語。
  • _ (アンダースコア) language と territory の区切り文字 (territory を指定する場合)。
  • territory プログラムを実行する国。
  • . (ピリオド) territory と codepage の区切り文字 (codepage を指定する場合)。
  • codepage プログラムに使用する文字セット。

LANG=fr_FR
export LANG
LINES
Specifies the depth of the terminal screen or window, overriding the specified terminal default.

Syntax

LINES=n
export LINES

Parameters

n The depth of the terminal screen or window, in lines.

Comments

The default, when LINES is unset or null, is to use the lines value as defined in the specified terminal's terminfo entry, or the current depth of the terminal window if you are using X windows. The terminal type is specified via the standard UNIX environment variable, TERM.

On non-windowing environments, where the terminal screen area cannot be resized, the LINES values does not need to be set.

In windowing environments, where the size of windows can be changed, the initial size of the window is used in preference to the lines value in terminfo. When the window is resized, the new size is reread. If the new size is greater than the initial size then the extra lines might not be used.

If you want to use the full depth of the window you might need to set LINES to the current depth of the window on some platforms.

Using LINES values that do not correspond to the actual depth of the window produces unexpected results.

Example

LINES=50
export LINES
LD_LIBRARY_PATH

UNIX システム、Cob、およびランタイム システムが共有ライブラリと呼び出し可能共有オブジェクトを検索するディレクトリを指定します。これは、すべてのプラットフォーム (LIBPATH を使用する AIX を除く) で $COBDIR/lib を含めるように設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能共有オブジェクトを含むディレクトリもこのパスに含まれている必要があります。

構文

LD_LIBRARY_PATH=pathname[:pathname]...
export LD_LIBRARY_PATH
パラメーター

pathname 1 つのパス、またはコロン (:)で区切られた複数のパスのリスト。

コメント

指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/lib も指定してください。COBDIR 環境変数に関しては、これ以前で説明しています。

HP-UX システムでは、LD_LIBRARY_PATH は SHLIB_PATH 環境変数と同じ値に設定する必要があります。SHLIB_PATH および LD_LIBRARY_PATH を異なる値に設定すると、未定義の結果が生じる可能性があります。

この環境変数は、システムの環境変数です。詳細は、ご使用の UNIX オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。

LD_LIBRARY_PATH=$COBDIR/lib:/home/mydir/myapp:$LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH
LIBPATH
UNIX システム、Cob、およびランタイム システムで共有ライブラリ、および呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。この変数は、AIX ベースのシステムでのみ使用できます。また、この変数に設定する値の 1 つとして、$COBDIR/lib も設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリもこのパスに含まれている必要があります。

構文

LIBPATH=pathname[:pathname]...
export LIBPATH

パラメーター

pathname 共有ライブラリを検索するディレクトリを指定します。

LIBPATH=$COBDIR/lib:/lib:/usr/lib
MAINFRAME_FLOATING_POINT
Specifies the format to use for floating point data items. Possible formats are IBM hexadecimal and IEEE.

Syntax

SET MAINFRAME_FLOATING_POINT=fpstatus
MAINFRAME_FLOATING_POINT=fpstatus
export MAINFRAME_FLOATING_POINT

Parameters

fpstatus Which format to use for floating point data items. This must be one of:

  • true Specifies that IBM hexadecimal format floating point data items are to be used.
  • false Specifies that IEEE format floating point data items are to be used.

Setting MAINFRAME_FLOATING_POINT to anything other than true has the same effect as setting it to false.

The setting of this environment variable can be overridden by the NATIVE-FLOATING-POINT directive.

MF_AMODE31ONLY
すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。
MF_CHARSET
システム文字セットを指定します (ASCII または EBCDIC)。
MF_USESCA5
サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture を使用する必要があることを指定します。
  • ON (デフォルト)
  • OFF
MFCODESET
使用する変換テーブルを指定します。
  • あらかじめ定義されている国コード:
    国別コード CCSID 言語
    AUTOMATIC オペレーティング システムのデフォルト
    AUTO: オペレーティング システムのデフォルト
    DEFAULT 英語 (US)
    0031 256 オランダ語
    0033 297 フランス語
    0034 284 スペイン語
    0039 280 イタリア語
    0043 273 ドイツ語 (オーストリア)
    0044 285 英語 (イギリス)
    0045 277 デンマーク語
    0046 278 スウェーデン語
    0047 277 ノルウェー語
    0049 273 ドイツ語
    0066 838 タイ語拡張
    0081 930 *日本語カタカナ拡張
    0082 933 *朝鮮語
    0086 13676 *簡体字中国語
    0351 282 ポルトガル語
    0358 278 フィンランド語
    0437 437 英語 (US)
    0500 500 国際 (ラテン 1)
    0886 937 *繁体字中国語
    0939 939 *日本語ラテン拡張
    9122 9122 *日本語カタカナ

    アスタリスク (*) が付いている文字セットは 1 バイト文字と 2 バイト文字混合の変換に対応しています。

  • 2000 ~ 9999 (9122 を除く) のコードはユーザー定義の変換テーブルに対応します。ユーザー定義テーブルは、Codecomp ユーティリティを使用して作成されます。

Windows プラットフォームの場合:
  • 英国または米国以外の言語設定を使用する場合は、さらに PC の環境設定でコードページを設定する必要があります。
    • [マイ コンピューター] を右クリックします。
    • [プロパティ] を選択します。
    • [システムの詳細設定] をクリックします。
    • [環境変数] をクリックします。
    • [システム環境変数] にある [新規] をクリックします。
    • [変数名] に「MFCODESET」と入力し、[変数値] に「XXXX」と入力します。XXXX は選択したコードページです。
  • ユーロ記号 (€) を使用するには、EURO コードセットの国コードの前に「E」を付けます。
UNIX プラットフォームの場合:

EURO コードセットの国別コードの前に必ず「E」を付けます。

MFCSCFG
Specifies a configuration file to be used by the Client/Server Binding client program.

Syntax

SET MFCSCFG=filename
MFCSCFG=filename
export MFCSCFG

Parameters

filename The name of the configuration file.

Example

SET MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
export MFCSCFG

Comments

The value of MFCSCFG is overridden by any value defined in the command line. If neither of the above yields a filename, the default filename mfclisrv.cfg is assumed, and is searched for in the current directory. If that in turn is not found, the default settings for the configuration entries are used.

MFEXTMAP
マッパー ファイルの場所。
MFLOGDIR
Specifies a directory to be used by Client/Server Binding for log files.

Syntax

SET MFLOGDIR=dirname
MFLOGDIR=dirname
export MFLOGDIR

Parameters

dirname The name of the directory for log files.

Example

SET MFLOGDIR=/home/mydir/logs
MFLOGDIR=/home/mydir/logs
export MFLOGDIR
MFLECONFIG

Specifies a configuration file for Language Environment (LE) runtime options.

Syntax

SET MFLECONFIG=filename
MFLECONFIG=filename
export MFLECONFIG

Parameters

filename The file containing the LE runtime options you want to use.

MFPRELOAD_USE
MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。
MFSUB
SUBI または ASUBI を使用するかどうかを指定します。
MFSYSCATDIR
システム カタログ ディレクトリの場所。
MFUSER
デフォルトのユーザー ID。
MFUSERCAT_LOC
SMS データセットの完全修飾名。
MQSERVER
WebSphere MQ Server インストールの場所。
MULTMFENTMAP
< や & などの特殊文字を同等の HTML エンティティ (たとえば、< や &amp;) に置き換えるかどうかを指定します。
OOSW
オブジェクト指向ランタイム スイッチ。
PATH

Specifies the directories to be searched by all UNIX programs, including the runtime system, when finding executables to be run.

Syntax

PATH=pathname[:pathname]...
export PATH

Parameters

pathname A directory to search for executables.

Example

PATH=$COBDIR/bin:$PATH
export PATH
TERM
Defines the type of terminal being used.

Syntax

TERM=name
export TERM

Parameters

name The name of the terminal in the terminfo database.

Example

TERM=at386
export TERM
TERMINFO

Specifies the directory to be searched by all UNIX programs, including the runtime system, for the UNIX system terminfo database.

Syntax

TERMINFO=pathname
export TERMINFO

Parameters

pathname The name of a directory that contains the UNIX system terminfo database.

Comments

The UNIX system terminfo database is used by all UNIX applications that need to use a terminal. However, COBOL applications tend to make much fuller and sophisticated use of the terminal and require a fuller terminfo description than is required by typical UNIX applications such as vi. Some terminal capabilities, such as those set during the initialization of the terminal to control the use of function keys, commonly conflict with the needs of typical COBOL applications. In such cases, the terminal information required by COBOL can be stored in a separate terminfo database and referenced using COBTERMINFO.

TMPDIR
Specifies a directory in which to store temporary files in place of the UNIX system default.

Syntax

TMPDIR=pathname
export TMPDIR

Parameters

pathname The directory used by UNIX applications for any temporary work files. Temporary work files can be created by COBOL utilities such as Cob or by the runtime system when it executes statements such as SORT. If you do not specify a directory, the system default directory is used.

Comments

You might need to use this environment variable if the runtime system needs to page data to disk when creating heaps or sorting.

TX_TN3270_FORCE_ALT
TN3270 端末エミュレーターの使用時にデフォルト以外の画面サイズを使用できるようにします。
TXMAPP
BMS ロード モジュールの場所。
TXRDTP
MSS リソース定義 (RDO) ファイルの場所。
USER
デフォルトのユーザー名。