ペインタでは、データの入力と表示を行うためのパネルを設計および定義します。これを行うには、マップとマップセットを定義し、これらの定義を対応する BMS マクロと COBOL およびアセンブラー コピーブックに生成します。ユーザーは、新しいマップを作成したり、自分が作成したマップやメインフレームからダウンロードした既存のマップを編集することができます (『以前に作成したマップの操作』セクションを参照)。マップセットの作成と編集は、プロジェクト内で行うか、またはどのプロジェクトからも独立して行うことができます。
マップを作成するには、特定の属性とプロパティを備えたフィールドをマップにペイントします。画面上でマップを設計するため、マップの表示方法を正確に制御できます。
ペインタ セッションでマップにペイントするものは、静的テキストまたは名前付きフィールドのいずれかです。BMS マクロ ファイルを生成すると、どちらも自動的にフィールド (DFHMDF マクロ) として定義されます。次に例を示します。
デフォルトでは、ペインタは各フィールドのコピーブック データ記述を同じレベルで生成します。ただし、ペインタでフィールドのグループを定義することにより、グループ項目を作成することもできます。
ペインタで作成する各フィールドは、BMS DFHMDF マクロとして生成されます。各フィールドは、マップの一部でもあります。ペインタでは、マップの集まりをマップセットにグループ化することができます。BMS マクロ ファイルを生成すると、DFHMDI マクロによって各マップが定義され、DFHMSD マクロによってマップセットが定義されます。
BMS ペインタは、BMS マクロ ファイル (.bms ファイル) を出力として生成します。この BMS マクロ ファイルを [Files View] からコンパイルすることにより、BMS COBOL コピーブック (.cpy ファイル)、アセンブラー コピーブック (.mac ファイル)、および BMS ロード モジュール (.mod ファイル) を生成することができます。出力オプションについては、『ペインタからの出力の生成』セクションで詳しく説明します。