WebLogic にディプロイするには

ここでは、Interface Mapping Toolkit を使用して開発したアプリケーションを WebLogic Application Server にディプロイする方法を説明します。

  1. WebLogic サーバー ドメインを設定していない場合は、WebLogic のドメイン構成ウィザードを使用して、その指示に従ってサーバーを設定します。スタート メニューからウィザードを開始できます。
  2. COBOL システム (Enterprise Developer または Enterprise Server) が、空白パスを使用する場所にインストールされている場合は、空白でない場所に次のファイルをコピーする必要があります。
    • mfcobolpure.jar - このファイルのデフォルトの場所は、使用中の COBOL システム インストールの %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin および \bin64 (Windows) または $COBDIR/bin (UNIX) です。
    • mfconnector.jar - このファイルのデフォルトの場所は、使用中の COBOL システム インストールの %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\javaee (Windows) または $COBDIR/javaee (UNIX) のサブディレクトリです。使用している WebLogic バージョンに対応する jar ファイルが必要です (javaee5/oracleweblogic10 サブディレクトリ内の mfconnector.jar など)。
  3. テキスト エディターを使用して、プロジェクトのスタートアップ スクリプトを開きます。このスタートアップ スクリプトは、StartWebLogic.cmd (Windows) または StartWebLogic.sh (UNIX) で、WebLogic インストールのドメイン ディレクトリにあります。
  4. ファイルの末尾に進みます。
  5. WebLogic サーバーを起動するための @rem Call WebLogic Server という行の前 (Windows)、または /space/bea/weblogic7020/server/bin/startWLS.sh (UNIX) に、次の行を追加します。
    set java_home=jdk_path
    set mf_home=mfcobolpure_path
    set classpath=%java_home%\lib\tools.jar;
                  %mf_home%\mfconnector_path\mfconnector.jar;
                  %mf_home%\mfcobolpure.jar
    JAVA_HOME=jdk_path
    export JAVA_HOME
    MF_HOME=mfcobolpure_path	 
    export MF_HOME
    CLASSPATH=$JAVA_HOME/lib/tools.jar:
              $MF_HOME/mfconnector_path/mfconnector.jar:
              $MF_HOME/mfcobolpure.jar
    export CLASSPATH

    詳細は次のとおりです。

    • jdk_path は、WebLogic で使用する JDK インストールの場所です。
    • mfcobolpure_path は、mfcobolpure.jar を含むパスです。
    • mfconnector_path は、必要な mfconnector.jar を含むパスです。この jar を mfcobolpure.jar と同じディレクトリにコピーした場合は、このパスを指定する必要はありません。
  6. ファイルを保存します。
  7. スタートアップ スクリプトがビルドされ、実行可能な状態になります。

トレースを有効にするには

トレースを有効にするには (オプション)、Java EE および WebLogic のバージョンに対応する weblogic-ra.xml ファイルを編集します。weblogic-ra.xml は、mfcobol-notx.rar アーカイブ ファイルに含まれています。このアーカイブ ファイルは、デフォルトでは次のいずれかのディレクトリにあります。
Java EE 5、WebLogic 10
%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\javaee\javaee5\oracleweblogic10 (Windows) または /opt/microfocus/EnterpriseDeveloper/javaee/javaee5/oracleweblogic10 (UNIX)
Java EE 6、WebLogic 1211
%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\javaee\javaee6\oracleweblogic1211 (Windows) または /opt/microfocus/EnterpriseDeveloper/javaee/javaee6/oracleweblogic1211 (UNIX)
次の属性を true に設定します。
  • trace

WebLogic を開始するには

Windows 環境の場合:

  1. WebLogic サーバー ドメインを設定し、スタートアップ スクリプトを編集します (作業を行っていない場合)。
  2. WebLogic のスタート メニューに移動し、スタートアップ スクリプトで指定したドメインおよびサーバーを選択します。このスタート メニュー項目により、スタートアップ スクリプトが実行されます。

    Windows のコントロール パネルの [サービス] を使用して WebLogic を起動することはできません。またコントロール パネルで、マシンをリブートしたときに自動的に起動するように設定することもできません。

UNIX 環境の場合:

  1. WebLogic サーバー ドメインを設定し、スタートアップ スクリプトを編集します (作業を行っていない場合)。
  2. ディレクトリを WebLogic サーバー ドメイン ディレクトリに変更します。
  3. root ユーザーとして、次を入力してスタートアップ スクリプトを実行します。
    startWebLogic.sh

WebLogic サーバー コンソールを開始するには:

  1. WebLogic を開始します。
  2. ブラウザーを開きます。
  3. URLhttp://localhost:7001/consoleを入力します。「7001」はサーバー コンソールのデフォルト ポートです。

リソース アダプターを WebLogic にディプロイするには

  1. WebLogic サーバーおよび WebLogic サーバー コンソールを開始します。
  2. WebLogic サーバー コンソールの左側のペインで [your-domain>Deployments>Connectors] の順に展開します。
  3. [Configure a new Connector Component] をクリックして、このページの手順を実行します。リソース アダプター ファイルのアップロードを求められた場合は、必要な mfcobol*.rar ファイルをアップロードします。

    接続ファクトリを作成したり、リソース アダプターの JNDI 名を指定したりする必要はありません。これらは、接続ファクトリ weblogic-ra.xml のディプロイ記述子ですでに指定されています。

  4. このページの右側にあるディプロイ作業の一覧を調べて、リソース アダプターがディプロイされたことを確認します。リソース アダプターは、左側の階層にも表示されます。
注:ローカル トランザクション コネクタ (mfcobol-localtx.rar) をディプロイするには、まず XA トランザクション コネクタ (mfcobol-xa.rar) をディプロイし、次にそのコネクタをアンディプロイします。その後、ローカル トランザクション コネクタをインストールできます。

EJB を WebLogic にディプロイするには

  1. .ear ファイルに EJB が含まれていない場合は、EJB を .ear ファイルにパッケージ化します。クライアントと EJB を同時に生成した場合には、myProject\repos\myservice.deploy (Windows) または myProject/repos/myservice.deploy (UNIX).ear ファイルが作成されます。
  2. WebLogic サーバーおよび WebLogic サーバー コンソールを開始します。
  3. .ear ファイルを次のようにディプロイします。
    1. 左側のペインで [mydomain>Control>myserver] の順に展開します。
    2. 右側の [Configure a new Application] をクリックして、そのページの手順を実行します。
    3. このページの右側にあるディプロイ作業の一覧を調べて、アプリケーションが正しくディプロイされたことを確認します。アプリケーションは、左側の階層にも表示されます。

WebLogic を停止するには

  1. WebLogic サーバー コンソールを起動していない場合は起動します。
  2. 左側のペインでサーバーを検索します。それには、[mydomain>Control>myserver] を展開します。
  3. 対象のサーバーを右クリックします。
  4. [Start/Stop server] をクリックし、指示に従います。

WebLogic サーバー コンソールは、サーバーを再起動するまで使用できません。