JBoss にディプロイするには

JBoss Application Server のインストール

http://jbossas.jboss.org/downloads から JBoss Application Server をダウンロードし、インストールできます。

アプリケーション サーバーを開くには、次の URL を入力します。

• URLhttp://localhost:8080をブラウザーに入力します。「8080」はデフォルトのポートです。

JBoss Application Server の管理

JBoss Application Server には、アプリケーション サーバーを管理するための Web インターフェイスがあります。JBoss コンソールという名前の管理インターフェイスです。コンソールを開始するには、次の URL を入力します。

• URLhttp://localhost:8080/jmx-console/をブラウザーに入力します。「8080」はデフォルトのポートです。

JBoss Application Server の設定

JBoss 5.1 および 6.1 では、JBoss Application Server にディプロイ記述子が用意されています。Interface Mapping Toolkit を使用して EJB を生成すると、ディプロイメント記述子は、アプリケーションアーカイブ (.ear) ファイルにパッケージ化されます。EJB を生成する前に、ディプロイメント記述子を変更する必要があります。これらの変更については、以下で説明しています。JBoss インストール ディレクトリは JBoss インストールの最上位ディレクトリです。

JBoss Application Server の開始と停止

JBoss Application Server を、JBoss コンソールまたはコマンド ラインから、次のようにして開始および停止できます。

JBoss 5.1 および 6.1

Windows 環境：

• 開始するには、jboss_home\bin\run.bat を実行します。
• 停止するには、jboss_home\bin\shutdown.bat -S を実行します。

UNIX 環境：

• 開始するには、jboss_home/bin/run.bat を実行します。
• 停止するには、jboss_home/bin/shutdown.bat -S を実行します。

JBoss 7.1

Windows 環境：

• 開始するには、jboss_home\bin\standalone.bat を実行します。
• 停止するには、jboss_home\bin\jboss-cli --connect command=:shutdown を実行します。

UNIX 環境：

• 開始するには、jboss_home/bin/run.bat を実行します。
• 停止するには、jboss_home/bin/shutdown.bat -S を実行します。

リソース アダプターのディプロイ

JBoss 5.1 および 6.1

mfcobol*.rar という名前のリソース アダプターが提供されています。これは、JBoss Application Server でこのリソース アダプターを使用するための JBoss 専用のディプロイ記述子とともに提供されています。記述子には、次のように、リソース アダプターに対応した名前が付けられています。

• mfcobol-notx-ds.xml は、リソース アダプター mfcobol-notx.rar の記述子です。
• mfcobol-localtx-ds.xml は、mfcobol-localtx.rar 用です。
• mfcobol-xa-ds.xml は、mfcobol-xa.rar 用です。

リソース アダプターをディプロイするには、次の手順を実行します。

1. 適切な .rar ファイルを JBoss ディプロイ ディレクトリにコピーします。デフォルトのディプロイ ディレクトリは、jboss_home\server\default\deploy (Windows) または jboss_home/server/default/deploy (UNIX) です。
2. リソース アダプターに対応するディプロイ記述子 *ds.xml を同じディレクトリにコピーします。たとえば、mfcobol-notx.rar をディプロイする場合は、mfcobol-notx-ds.xml をコピーします。

JBoss 7.1

JBoss 7.1 のリソース アダプターをディプロイするには、次のように、standalone.xml ファイルを更新します。このファイルは、JBoss インストールの standalone\configuration (Windows) または standalone/configuration (UNIX) ディレクトリにあります。

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:jca:1.1"> 要素

<archive-validation>(<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:jca:1.1"> の子要素) を編集して無効にします。

<archive-validation enabled="false" fail-on-error="true" fail-on-warn="false"/>

mfcobol-notx.rar リソース アダプターを追加します。

<profile>の子要素として、次の<subsystem> を standalone.xml に追加します。

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:1.0">
	<resource-adapters>
		<resource-adapter>
			<archive>mfcobol-notx.rar</archive>
			<transaction-support>NoTransaction</transaction-support>
			<connection-definitions>
				<connection-definition class-name="com.microfocus.cobol.connector.spi.CobolNoTxManagedConnectionFactory" jndi-name="java:/eis/MFCobol_v1.5" pool-name="CobolConnectionFactory">
					<pool>
						<min-pool-size>2</min-pool-size>
						<max-pool-size>10</max-pool-size>
					</pool>
					<security>
						<application/>
					</security>
				</connection-definition>
			</connection-definitions>
		</resource-adapter>
	</resource-adapters>
</subsystem>

mfcobol-localtx.rar リソース アダプターを追加します。

<profile>の子要素として、次の<subsystem> を standalone.xml に追加します。

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:1.0">
	<resource-adapters>
		<resource-adapter>
			<archive>mfcobol-localtx.rar</archive>
			<transaction-support>LocalTransaction</transaction-support>
			<connection-definitions>
				<connection-definition class-name="com.microfocus.cobol.connector.spi.CobolLocalTxManagedConnectionFactory" jndi-name="java:/eis/MFCobol_v1.5" pool-name="CobolConnectionFactory">
					<pool>
						<min-pool-size>2</min-pool-size>
						<max-pool-size>10</max-pool-size>
					</pool>
					<security>
						<application/>
					</security>
				</connection-definition>
			</connection-definitions>
		</resource-adapter>
	</resource-adapters>
</subsystem>

mfcobol-xa.rar リソース アダプターを追加します。

<profile>の子要素として、次の<subsystem> を standalone.xml に追加します。

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:1.0">
	<resource-adapters>
		<resource-adapter>
			<archive>mfcobol-xa.rar</archive>
			<transaction-support>XATransaction</transaction-support>
			<connection-definitions>
				<connection-definition class-name="com.microfocus.cobol.connector.spi.CobolManagedConnectionFactory" jndi-name="java:/eis/MFCobol_v1.5" pool-name="CobolConnectionFactory">
					<xa-pool>
						<min-pool-size>2</min-pool-size>
						<max-pool-size>10</max-pool-size>
					</xa-pool>
					<security>
						<application/>
					</security>
				</connection-definition>
			</connection-definitions>
		</resource-adapter>
	</resource-adapters>
</subsystem>

アプリケーションの .ear ファイルのディプロイ

アプリケーションの .ear ファイルを生成する場合、JBoss Application Server では、.ear ファイルにアプリケーションのディプロイ情報を指定するディプロイ記述子があることが必要です。Interface Mapping Toolkit を使用してクライアントと EJB を生成する場合は、これらのディプロイ記述子は自動的に作成されて .ear にパッケージ化されます。

JBoss 5.1 および 6.1

アプリケーションの .ear ファイルをディプロイするには、次の手順を実行します。

1. アプリケーションの .ear ファイルをディレクトリ my-project\repos\my-service.deploy\my-service.earmy-project/repos/my-service.deploy/my-service.ear から JBoss ディプロイ ディレクトリにコピーします。デフォルトのディプロイ ディレクトリは jboss_home\server\default\deployjboss_home/server/default/deploy です。

JBoss 7.1

アプリケーションの .ear ファイルをディレクトリ my-project\repos\my-service.deploy\my-service.earmy-project/repos/my-service.deploy/my-service.ear から JBoss ディプロイ ディレクトリにコピーします。デフォルトのディプロイ ディレクトリは jboss_home\standalone\deploymentsjboss_home/standalone/deployments です。

ロギング

JBoss 5.1 および 6.1

デフォルトでは、jboss_home\server\default\log\server.logjboss_home\server\default\log\server.log にログ ファイルおよびトレースが保存されます。

JBoss 7.1

デフォルトでは、jboss_home\standalone\log\server.logjboss_home\standalone\log\server.log にログ ファイルおよびトレースが保存されます。

JDBC データ ソースの XA トランザクション用の設定

ディプロイするアプリケーションからサードパーティのデータベースに接続する場合は、JDBC データソースを設定し、データ ソースの JNDI 名などの情報を指定する必要があります。

JBoss 5.1 および 6.1

Oracle データベースの場合は、Oracle 提供のディプロイ記述子 oracle-xa-ds.xml を編集します。

JBoss 7.1

データ ソースを standalone.xml ファイルに追加します。

JDBC データ ソースの構成の詳細は、JBoss 管理マニュアルを参照してください。

その他の情報

詳細情報は、JBoss Application Server インストール環境のリリース ノートおよび JBoss Web サイトを参照してください。