casrdtup

リソース定義テーブル (.rdt ファイル) から CICS リソースをインポートします。

構文:

casrdtup /ffile-name [/opresource-definition-path] [/rregion-name] [/uuserid] 
[/ppassword] [/xext] [/q] [/o] [/d]

パラメーター:

/ffile-name インポート元の RDT ファイル。このパラメーターは必須です。
/opresource-definition-path リソースのインポート先のリソース定義ファイル (dfhdrdat) が含まれているディレクトリ。

デフォルトでは %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\etc\cas(Windows) または$COBDIR/etc/cas(UNIX) です。

/rregion-name リソースのインポート先となるリージョンの名前。
/uuserid ユーザー ID。
/ppassword パスワード。
/xext デフォルトの FCT ファイル拡張子。
/q クワイエット モード (プロンプトなし)。
/o 既存のエントリを上書きします。これを指定しない場合は、重複するエントリがあるときにエラー メッセージが表示されます。
/d MVS データ セット名を破棄します。

依存性:

casrdtup が PATH 上にあることを確認するには、nEnterprise Developer コマンド プロンプトから実行します。

説明:

CICS リソース定義を含む入力ファイルがメインフレームで生成されている場合は、そのファイルを EBCDIC から ASCI に変換する必要があります。この変換を行うには、次の操作を行います。

  • dfconv コマンドを使用します。詳細については、「DFCONV バッチ ファイル変換」を参照してください。
  • クラシック データファイル ツール ユーティリティで使用できるデータファイルの変換ツールを使用します。詳細については、「データ ファイル コンバータ」を参照してください。
  • メインフレームからの転送中に入力ファイルを変換します。

パスまたはファイル名にスペースが含まれている場合は、そのパスまたはファイル名を引用符で囲む必要があります。たとえば、"e:\dev mto\files" のようにします。

このユーティリティは、メインフレームで生成されたリソース定義レコード (略語化されていない) を処理するように設計されています。ただし、略語が一意であれば、キーワードと値の略語を受け入れます。たとえば、DSNAME の代わりに DSNA を使用でき、BROWSE の代わりに BR を使用できます。

このユーティリティでは、メインフレーム ユーティリティ DFHCSDUP によって生成されるような大文字の値の使用が想定されます。たとえば、「None」や「Yes」でなく、「NONE」や「YES」を使用します。

Enterprise Server MSS で使用できるリソース定義の詳細については、「リソース定義」を参照してください。

例:

Windows 環境の場合:

casrdtup /fresfile.rdt /d /op"e:\devmto\files"

UNIX 環境の場合:

casrdtup /fresfile.rdt /d /op/devmto/files

上記のコマンドは、resfile.rdt ファイルをインポートして、MVS データ セット名を破棄します。