l ランタイム スイッチ

ランタイム システムで使用できるメモリの最大量を設定したり、ランタイム システムに論理キャンセルの代わりに物理キャンセルを実行させたりできます。
制限事項:このスイッチは UNIX でのみサポートされます。
制限事項:これらのスイッチは、ネイティブ COBOL でのみサポートされます。

プロパティ:

デフォルト: ランタイム システムで使用できるメモリの最大バイト数です。
タイプ: 一般

説明:

このスイッチは小文字の「L」です。大文字の「I」ではありません。

このスイッチの指定形式は lnnnnnn です。nnnnnn には、ランタイム システムで使用できるメモリ容量をバイト単位で指定します。

このスイッチを使用して、ランタイム システムで使用されるメモリ容量を制限できます。これはシステムを調整するのに役立ちます。

デフォルトでは、使用可能なメモリをすべて使用するまで、ランタイム システムが論理キャンセルを実行します。ユーザー プログラムに関しては、論理キャンセルと物理キャンセルの動作は同じですが、論理キャンセルの方が速度が速くなります。論理キャンセルでは、すべてのファイル バッファーがフラッシュされますが、メモリは解放されません。すべてのキャンセルを物理的にキャンセルするには、パラメーターにゼロを指定して、このスイッチを指定する必要があります。次に例を示します。

+l0

ランタイム システムは、メモリ スペースが必要になると、新しく要求する容量が、メモリの使用可能容量の範囲内であることをデフォルトで確認します。範囲を超える場合は、取り消しによって解放されたメモリが解放され、その後、ランタイム システムのメモリ要求が繰り返されます。ランタイム システムでは、論理的に取り消されたプログラムが、ディスク上のプログラムよりも優先してロードされます。