Generate DDL ツールを使用して、DB2 スキーマ オブジェクトを SQL Server データベースに移行するために使用する DDL スクリプトを作成します。作成する個々のスクリプトが 1 つの DDL タスクです。他の HCOSS ツールと同様に、DDL タスクには名前を付けてローカルまたは共有の場所に保存します。
Generate DDL ツールは、HCOSS ユーザー インターフェイスから実行するか、またはコマンド ラインから MFDDLConverter コマンドを使用して実行できます。
Generate DDL ツールを実行するには、次が必要です。
- スキーマ オブジェクトを含んでおり Extract Schema ツールを使用して作成するスキーマ抽出ファイル。
- Define Lists ツールを使用して作成するオブジェクト転送リスト。
- DDL スクリプトの実行対象となるプロダクション用 SQL Server データベースへの接続。ツールの使用目的が DDL スクリプトのエクスポートのみの場合はオプションです。
- テスト用 SQL Server データベースへの接続 (オプション)。
Generate DDL ツールには次の機能が含まれています。
- 移行するオブジェクトを指定するオブジェクト転送リストによってフィルターされるスキーマ抽出ファイルを読み込みます。
- 抽出済みスキーマと転送リストから検出され、スキーマ、テーブル、ビュー、索引、制約、リレーショナル情報を含むデータベース構造を、SQL Server 2008 DDL スクリプトに変換します。
- SQL Server データベースでオブジェクトをドロップして作成するかまたは欠落したオブジェクトを復元する DDL スクリプト コマンドを作成します。
- DB2 データ タイプを SQL Server 2008 データ タイプにマッピングします。
- Customize Type Mappings ツールで定義されたデータ タイプのマッピングを使用してテーブルを作成します。
- オブジェクト レベルで DDL をカスタマイズできるようにします。
- スキーマ マッピングを編集できるようにします。
- テスト用 SQL Server データ ソースに対して DDL タスク指定をテストします。
- 生成済み DDL をプロダクション用 SQL Server に対して実行します。
- 生成済み DDL を SQL スクリプトとしてエクスポートできるようにします。
- DDL テストの実行結果をレポートします。
HCOSS は、次のデータベース移行プロセス、SQL データベースへのデータ転送で DDL タスクを使用します。
注:HCOSS は XML 索引をサポートしません。このため、DB2 データベースにある XML 索引は DDL で作成されません。同様に、索引の一部であり SQL Server XML データ タイプにマッピングされる列は作成されません。これは、生成元の DB2 索引と列が XML タイプでありながら XML データ タイプにマッピングされる場合にも該当します。