EJB または Java Bean がカスタムレコードを使用する場合は、それらがサポートされているか確認する必要があります。COBOL グループ項目を Java データ型にマップすると、カスタムレコードが作成されます。グループ項目のマッピングは、グループ項目に再利用可能なマッピングを設定する場合に、Interface Mapper で行います。次に、これらのグループ項目を、複雑なインターフェイスフィールドに対応付けます。
Java Bean の場合には、CustomRecord インターフェイスと RuntimeProperties インターフェイスのサポートは、インストール先 (Windows) の ...\base\bin ディレクトリまたは $COBDIR/lib (UNIX) にある mfj2se.jar で提供されます。このサポートは実行時に使用可能でなければならないため、mfj2se.jar をクラスパスに置く必要があります。たとえば、次のコマンドでアプリケーションを実行できます。
java –classpath class-directory\/mfj2se.jar myProgram.class
EJB の場合には、CustomRecord インターフェイスと RuntimeProperties インターフェイスのサポートは、mfejblib.jar で提供されます。インターフェイスのサポートは、EJB 用のクライアント生成時に、アプリケーションの .ear ファイルに自動的にインクルードされます。ディプロイツールが EJB を作成する際に、マニフェストファイル manifest.mf を .jar ファイルに追加します。このマニフェストファイルでは、クラスパスが mfejblib.jar に設定されます。
手動でクライアントを作成する場合は、.ear ファイルに mfejblib.jar を手動で追加します。ファイルには J2EE 1.3 用と J2EE 1.4 用の 2 つのバージョンがあり、それぞれ base\bin\j2ee13 と base\bin\j2ee14 (Windows) の各ディレクトリ、または $COBDIR/lib/j2ee13 と $COBDIR/lib/j2ee14 (UNIX) の各ディレクトリに格納されています。mfejblib.jar へのクラスパスが EJB の .jar ファイルの manifest.mf ファイルにあるルートに設定されるため、デフォルトでは mfejblib.jar ファイルは .ear ファイルのルートに属します。
このマニフェスト ファイルは、EJB のアーカイブ ファイル myservice.jar 内で確認することができます。このアーカイブ ファイルは、myproject \Repos\.deploymyservice (Windows) または myproject /Repos/myservice.deploy (UNIX) にあります。クラスパスは次のように設定されます。
Class-path: mfejblib.jar
mfejblib.jar を別の場所に置く必要がある場合は、その場所に応じて、EJB の jar ファイルにある manifest.mf のクラスパスを変更する必要があります。