ソート モジュール

ソート モジュールは、データ ファイルのソートとマージを可能にするスタンドアロンのソート モジュールです。このモジュールは、COBOL プログラムで SORT 文または MERGE 文を使用すると、暗黙的に呼び出されます。

データ ファイルに SORT 操作を実行すると、重複キーをもつレコードは、SORT 文で DUPLICATES IN ORDER 指定をしたかどうかにかかわらず、元の順番で返されます。

呼び出し可能ソート モジュールを明示的に呼び出してファイルのソートやマージを行うには、プログラムに次の呼び出し文を記述します。

call "EXTSM" using function-code, sort-fcd

パラメーターは次のとおりです。

パラメーター 説明
function-code 実行する操作の種類を示す 2 バイトのコード。詳細については、「ソート モジュール関数コード」を参照してください。
sort-fcd プログラムのデータ部で指定したソート ファイル制御記述 (Sort FCD) の名前。FCD には、ファイルのレコード領域、ファイル名、照合順序、キー定義ブロック、およびファイル定義ブロックへのポインターを記述します。プログラムのデータ部で、SORT 操作に必要な各ファイルに対して Sort FCD を指定する必要があります。詳細については、「ソート ファイル制御記述」を参照してください。