スキーマ ファイルは、XML ドキュメント内のデータが必要な値になっていることを確認するために使用されます。たとえば、郵便番号を含む要素を整数に制限することができます。また、要素の長さやオカレンスの数を制限したり、要素の順序を指定したりすることもできます。
スキーマ ファイルを XML ドキュメントに適用するには次の方法があります。
- スキーマ ファイル全体をドキュメントに含める(あまり使用されない)。
- スキーマ ファイルへのリンクをドキュメントに含める(よく使用される)。
- 特定の XML ドキュメントをロードするプロセスで、そのドキュメントを制御するスキーマ ファイルを一緒にロードする。
注:
- Windows の実装では、Microsoft MSXML Parser 6.0 で XML ドキュメントをスキーマ ファイルに対して検証する際にドキュメント型定義 (DTD) が無視されます。そのため、DTD で宣言されているエンティティが定義されず、それらを参照することができません。あらかじめ定義されている以外の XML エンティティを参照しているドキュメントは、整形式とは見なされないため、検証だけでなくロードにも失敗します。したがって、エクスポートしたドキュメントのエンティティを定義する DTD を生成する場合は、そのドキュメントをインポートする前に、エンティティ参照が含まれないようにドキュメントを変換する必要があります。エンティティ参照を定義する DTD を生成する方法については、「ドキュメント型定義のサポート」を参照してください。
- UNIX システムでは、基礎となる XML パーサー (libxml) でスキーマの検証がサポートされていません。