CICS Web サービスを実行する各 エンタープライズ サーバー リージョン で定義する必要がある ESMAC リソースについて説明します。
注: 各リソースの詳細については、このマニュアルの「
Enterprise Server Monitor and Control」の「
Resources」を参照してください。
- PIPELINE
- SOAP 用の CICS プロバイダー/リクエスター アプリケーションおよび JSON 用の CICS プロバイダー アプリケーションの PIPELINE リソースを追加します。PIPELINE は、要求および応答のメッセージの処理中に呼び出されるハンドラー プログラムに関する情報を定義します。この情報は、PIPELINE の CONFIGFILE 属性として指定する XML ファイルによって提供されます。多くの場合、1 つの PIPELINE が複数のサービスによって使用されます。
PIPELINE のインストール プロセスでは、プロバイダーとリクエスターの両方のアプリケーションについて、WSDIR 属性で指定された場所で WSBIND ファイルが見つかるたびに WEBSERVICE リソースが生成されてインストールされます。さらに、プロバイダー専用のアプリケーションでは、使用する PIPELINE を識別する URIMAP リソースも動的に生成されます。
注: JSON 用の CICS リクエスター アプリケーションは、PIPELINE リソースの代わりにリンク可能なインターフェイスを使用します。
- WEBSERVICE
- WEBSERVICE は以下を定義します。
- PIPELINE を介して要求および応答のメッセージを処理するハンドラー プログラムのセット。
- SOAP/JSON と COBOL の間でメッセージを変換するために使用される WSBIND ファイル。
- Web サービス記述 (WSDL ファイルに含まれているようなもの)。Web サービス記述に対する実行時検証はサポートされていないため、実行時には無視されます。
WEBSERVICE リソースは、最初から作成することもできますが、多くの場合、その必要はありません。PIPELINE の WSDIR 属性で指定されたディレクトリにサービスの WSBIND ファイルがあれば、PIPELINE のインストール プロセスで動的に生成されてインストールされるからです。
注: JSON 用の CICS リクエスター アプリケーションは、WEBSERVICE リソースの代わりにリンク可能なインターフェイスを使用します。
- URIMAP
- CICS Web サービスのコンテキストでは、URIMAP USAGE の値を PIPELINE に設定する必要があります。これにより、受信メッセージが PIPELINE および WEBSERVICE に関連付けられます。
- BUNDLE
- BUNDLE リソースは、JSON のリンク可能なインターフェイスを使用する CICS リクエスター アプリケーションにのみ適用されます (JSONTRANSFRM バンドル)。JSONTRANSFRM バンドルには、JSON リクエスター アプリケーションで実行時にアプリケーション データと JSON メッセージをマッピングするために必要な情報を提供する JSBINE ファイルが含まれています。
注: BUNDLE は、CICS TRANSFORM コマンドで使用するためにメインフレームで生成された XSDBIND ファイルにも使用できます。
Enterprise Developer では XSDBIND ファイルは生成されません。