アセンブラー コンパイラ指令
アセンブラー コンパイラ指令は、コマンド ラインからビルドする場合はコマンド ラインで指定でき、IDE からビルドする場合はプロジェクト プロパティで指定できます。
注:
プロジェクト プロパティの [
Assembler
] ページの [
Assembler
] タブの [
Additional Directives
] フィールドでコンパイラ指令を設定する際には、デフォルト設定と競合する可能性があるため注意が必要です。
AAT
アセンブラー解析ツール (AAT) の出力を生成します。この出力は、必要なマクロおよびコピーブック ファイル、呼び出し先のモジュールへのすべての外部参照、すべての SVC、生成された MNOTE などを決定するために使用します。
ALLOW
エラー メッセージおよび警告メッセージを抑制します。
AMODE
メモリ アドレス タイプを設定します。
ANIM
実行中にアセンブラー モジュールをデバッグするために必要な
.idf
および
.idx
ファイルを生成します。
ASM
完全なコンパイル (マクロの前処理および生成された
.bal
ファイルのアセンブル) を実行すると、
.obj
ファイルが作成されます。
BAL
ロード ライブラリにソース ファイル (
.bal
) を作成します。このファイルには、コンパイルのマクロの前処理段階の出力が含まれます。
BALLIST
各マクロの呼び出し、および展開された各マクロ命令の相対バイト アドレスを示す
.bal
ファイルのリスティング ファイルを作成します。
BALWTO
各マクロの呼び出し、および展開された各マクロ命令の相対バイト アドレスを示す
.bal
ファイルのリスティング ファイルを作成し、出力ウィンドウに書く行を表示します。また、
.mop
ファイルの出力バッファーを 1,000 バイトに軽減し、不具合が生じた場合に
.mop
ファイルおよび現在の画面に前処理段階のレコードをすべて出力します。
CACHE
コンパイル時に使用する仮想ファイルへのすべてのアクセスをキャッシュします。キャッシュは、最後に使用された差し替え分を含む 4KB バッファーのプールになります。
CALL
外部名と一致する
.obj
ファイルのロード ライブラリを繰り返し検索することで、残りの外部参照の自動解決を試行します。
CICS
EXEC CICS プリプロセッサの使用を有効にして、指定した CICS コマンドを CICS コマンドレベル API の呼び出しに変換できます。
COMPATM
以前の Micro Focus Assembler 製品 MF370 との互換性を確保するために、引用符内にないマクロのすべてのパラメーターを強制的に大文字にします。
COMPATS
以前の Micro Focus Assembler 製品 MF370 との互換性が確保されるように、マクロ パラメーターのすべてのサブリストを文字列として扱います。
EID2
オブジェクト コードに 2 バイトの外部シンボル ID を生成します。NOEID2 を指定した場合、1 バイトの外部シンボル ID が生成されます。この形式は、以前の Micro Focus Assembler 製品 MF370 (4.0.06 以前) のバージョンと互換性があります。
EPILOG
EXEC CICS コードに DFHEIRET マクロを挿入します。
ESD
.370
ファイルに外部シンボル ディクショナリ (ESD) のレコードをインクルードします。
LINK
コンパイルが完了したら、メイン モジュールで呼び出される他のすべてのモジュールでリンクを作成して、
.390
ファイルを作成します。
LIST
出力ライブラリの
filename
.prn
にコンパイル リストを作成します。
LISTCALL
マクロ呼び出し文およびパラメーターを
.bal
ファイルにインクルードします。
LISTPARM
マクロのすべてのパラメーターおよびその値のトレースを作成します (ネストされたすべてのマクロ呼び出しを含む)。
MACLIST
出力ライブラリの
filename.prn
にマクロ リストを作成します。
MCALLS
マクロの前処理段階で、呼び出し先のマクロを実行します。
MOPLIST
マクロ実行トレースの詳細ファイルを作成します。このファイルには、マクロ名で実行される各コード行、相対バイト アドレス、命令コード、現在の変数名またはマクロ シーケンス シンボル名、および現在の seta、setb、setc の値が示されます。リスティング ファイルの拡張子は
.mop
です。
MOPWTO
MOPLIST の機能に加えて、MOPWTO は出力ウィンドウに各行を表示します。また、
.mop
ファイルの出力バッファーを 1,000 バイトに軽減し、不具合が生じた場合に
.mop
ファイルおよび現在の画面に前処理段階のレコードをすべて出力します。
MPC
マクロ処理のレベルを決定します。
MPCGEN
以前のバージョン (ある場合) を置き換えるコンパイル済みマクロ コードを含めた新しい
.mpc
ファイルを再作成します。
MPCLIST
マクロの前処理段階で、生成されたマクロ コードを各マクロ ソース行の後に表示します。
OBJ370
メインフレームと互換性のある連続固定ブロック オブジェクト コード ファイル (
filename
.370
) をロード ライブラリに生成します。
OBJECT
現在の OBJ370 設定に応じて、オブジェクト コードを
filename
.obj
(デフォルト) または
filename
.370
のいずれかの形式で生成します。
OMF
出力のタイプ (ロード モジュールまたは CICS データ テーブル) を指定します。
OPT
アドレスの参照を解決するマクロ オブジェクト コードの追加パスを作成します。
OLDCICS
どのレベルの CICS プリプロセッサを使用するかを指定します。
PLISTUB
コンパイル対象のアセンブラー モジュールのエントリ ポイントごとに、PLI スタブ プログラムをソース ディレクトリに生成します。
PROLOG
DFHEIENT、DFHEIEND、および DFHEISTG の各マクロを EXEC CICS コードに挿入します。この指令は、CICS 指令も設定した場合のみ設定できます。
RENT
モジュールを再エントリとしてマークします。これにより、モジュールは呼び出されるたびに再ロードされなくなります。
REUS
ロード モジュールを連続再利用可能としてマークします。これにより、モジュールは呼び出されるたびに再ロードされなくなります。
RLD
オブジェクト コード ファイル
filename
.obj
に、再配置可能なアドレス定数の再配置レコードを生成します。
RMODE
ロード モジュールの常駐モードを指定します。
STATIC
シンボリック パラメーターを使用しないマクロ文からコードを生成します。マクロ文の解析とパラメーターの置き換えは行われません。
SYSPARM
マクロで代用される、変数のシンボル &SYSPARM の文字列を定義します。
TOTALS
マクロ コンパイルの内部統計、シンボル テーブル ルックアップ、外部シンボル、リテラル、物理ファイルの入力/出力、仮想ファイルの入力/出力、メモリ使用量などを示す合計を
syslist.wto
に書き込みます。
TRACE
コンパイル時にイベントのトレースを
syslist.wto
に生成します。
UFUNC
サポートされていない CICS 関数の処理方法を指定します。
UOPT
サポートされていない CICS オプションの処理方法を指定します。
VSECOMP
Enterprise Developer
アセンブラーの実装で DOS/VSE マクロのオペランド (MVS で相当するオペランドとは異なる) を正しく解釈できるマクロ変数を設定します。
XMAC
生成された文の相対行番号を示す、すべてのマクロおよびコピーブックの相互参照リスティングを
filename
.prn
にインクルードします。
XREF
生成された文の相対行番号を示す、すべてのラベルおよびリテラルの相互参照リスティングを
filename.prn
にインクルードします。
XSVC
該当の SVC を参照するすべての文の相対行番号を示す相互参照テーブルの
filename
.prn
にモジュールの各 SVC のエントリをインクルードします。
上位ヘルプ:
アセンブラー オプション リファレンス