クラシック レコード レイアウト エディターの使用

制約事項: クラシック レコード レイアウト エディターは、Windows プラットフォーム上の開発製品でのみ使用できます。デフォルトのレイアウトのみが必要な場合は、UNIX プラットフォームまたは開発製品で、DFSTRCL コマンド ライン ユーティリティを使用して構造ファイルを作成できます。条件付きレイアウトが必要な場合は、Windows 上の開発製品で、クラシック レコード レイアウト エディターを使用して構造ファイルを作成する必要があります。

クラシック データファイル ツールに含まれるレコード レイアウト エディターを使用して、データファイル エディター内で使用する構造ファイル (.str ファイル) を作成できます。

構造ファイルには、1 つ以上のレコード レイアウトが含まれています。データ ファイルを開く際に構造ファイルを指定すると、レコード レイアウトを使用して構造化された方法でレコードを表示および編集できるため、レコードの表示や編集が簡単になります。構造ファイルは必須ではありません。構造ファイルを適用しない場合、レコードはフォーマットされずに、長い連続したテキスト文字列として表示されます。

レコード レイアウトは、データ ファイルを使用する COBOL プログラムのデータ部 (レベル 01 のフィールドとファイル節および作業場所節のフィールド) から導出され、コンパイルされたプログラムから .idy ファイルを使用して作成されます。

作成できるレコード レイアウトには次の 2 つのタイプがあります。

デフォルトのレコード レイアウト
構造ファイルごとにデフォルトのレコード レイアウトを 1 つ定義できます。構造ファイルを指定してデータ ファイルを開くと、各レコードがデフォルトのレコード レイアウトを使用して表示されます。ただし、構造ファイルに条件付きレコード レイアウトも含まれていて、対象のレコードがその条件を満たす場合は、条件付きレコード レイアウトが適用されます。
条件付きレコード レイアウト
デフォルトのレコード レイアウトの他に、条件付きレコード レイアウトを 1 つ以上作成できます。
条件付きレイアウトには、レイアウト内のグループ以外のフィールドに付加できる条件が含まれています。条件に基づいて、フィールドの値が条件を満たすかどうかが判定されます。特定のレコードがレイアウト内のすべての条件を満たす場合、そのレイアウトを使用してレコードが表示されます。

現在の構造ファイルにデフォルトのレイアウトがなく、レコードがいずれの条件付きレイアウトの条件も満たさない場合、そのレコードはフォーマットされずに表示されます。条件付きレイアウトの条件を満たすようにレコードを編集すると、そのレイアウトを使用してレコードが表示されるようになります。逆に、レコードを編集して条件を満たさなくなると、レコードはデフォルトのレイアウト (設定されている場合) に戻るかフォーマットされずに表示されます。