iFileshare (integrated Fileshare) は、SYNCPOINT 機能が利用可能な Enterprise Server リージョンの制御下で実行される Fileshare の拡張バージョンです。iFileshare はそれ自身の Enterprise Server リージョン内に構成する方法のほかに、既存の Enterprise Server リージョンに機能を追加する方法もあります。この構成は、スタンドアロンの Fileshare 構成の代わりになるものでなければなりません。
単一モード (つまり、1 台のサーバーのみ) で実行される iFileshare サーバーに加えて、高可用性グループ (HA-VSAM とも呼ばれます) を作成できます。高可用性グループは、プライマリ iFileshare サーバーと 1 つ以上のスタンバイ サーバーで構成されます。プライマリ iFileshare サーバーの制御下にあるデータ ファイルはすべてのスタンバイ サーバーに複製されます。プライマリ サーバーで障害が発生した場合でも、データ ファイルの最新コピー (実行中のトランザクションを除く) があるため、いずれか 1 台のスタンバイ サーバーがプライマリ サーバーの役割を担うことができます。このプロセスは自動的に実行することも、手動で実行することも可能です。
これらの新しい Fileshare 構成をスタンドアロンの Fileshare 構成のかわりに使用することで、次のような利点が得られます。