これは OpenESQL にランタイム トランザクションを管理するための仕様を提供するための指令で、場合によってはコンパイル時のチェックも可能にします。
構文:
TRANSACTION={GLOBAL | LOCAL | MIXED | AUTO}
パラメーター:
GLOBAL |
CICS や Java アプリケーション サーバーなどの分散トランザクション マネージャー、およびその外部 SQL 接続を介して、トランザクションを管理します。 CICS や Java アプリケーション サーバーのアプリケーションとの互換性がない次の文をチェックします。
- BEGIN TRANSACTION
- COMMIT
- CONNECT
- DISCONNECT
- ROLLBACK
- SET AUTOCOMMIT
- SET CONNECT
- SET TRANSACTION [ISOLATION]
互換性のない文が見つかるたびにエラーをレポートします。
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LOCAL |
データ ソースおよびその OpenESQL 接続を介して、トランザクションを管理します。BEHAVIOR=JCL の場合、デフォルトで次の動作が含まれます。
- JCL アプリケーションとの互換性がない次の文をチェックします。
- CONNECT
- DISCONNECT
- SET CONNECT
- 互換性のない文が見つかるたびにエラーをレポートします。
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MIXED |
分散トランザクション マネージャーを介してトランザクションを管理しますが (GLOBAL と同様)、コンパイル時のチェックは行いません。これにより、EXEC SQL CONNECT 文で、分散トランザクション マネージャーによって提供される接続に加えて、OpenESQL 接続を使用して、ローカル トランザクションを作成できます。 |
AUTO |
このオプションは、OpenESQL 接続で実行される各文を AUTOCOMMIT (オートコミット) する場合に使用します。
- アプリケーションでは、EXEC SQL SET AUTOCOMMIT 文を実行することによって、接続のオートコミット設定をプログラムで制御できます。
- オートコミット モードのアプリケーションでは、EXEC SQL BEGIN TRANSACTION 文によって、ローカル データベース トランザクションを開始できます。トランザクションは、次の COMMIT 文または ROLLBACK 文が実行されると終了します。
- トランザクションが終了すると、接続のオートコミット属性が有効の場合、接続はオートコミット モードに戻ります。それ以外の場合は、新しいローカル データベース トランザクションが自動的に開始されます。
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範囲:
詳細については、「範囲 - OpenESQL SQL コンパイラ指令オプション」を参照してください。