ディプロイ タスクごとに別のイメージを作成する

Docker の主要概念の 1 つは、イメージを別のイメージに基づいて作成できることです。この手法を使用して一群のイメージを作成し、現在のジョブに最適なイメージを選択できるようにする必要があります。このアプローチの例を以下に示します。

• Enterprise Server を含むイメージを作成した場合、アプリケーションを実行することはできますが、対話的に操作することはできません。対話型ログイン イメージを作成すると、Enterprise Server 環境を含む実行中のコンテナーにログインして、手動でコマンドを実行してコンテナーの状況を調べることができます。

  このようなイメージは通常、リポジトリ名に _login というサフィックスが付いています。たとえば、microfocus/entserver:rhel7_4.0_x64 というイメージを作成した場合、ログインできるイメージは microfocus/entserver:rhel7_4.0_x64_login になります。

• アプリケーションで特定のバージョンの Java が必要な場合は、それをイメージに追加できます。これにより、アプリケーションに必要なファイルを常に使用できるようになります。_java というサフィックスを使用すると、そのイメージに Java が含まれていることがわかります。
• 32 ビット環境用と 64 ビット環境用のイメージを用意できます。イメージの名前に x86 または x64 などのテキストを含めて、そのイメージが 32 ビット環境用か 64 ビット環境用かを示すことができます。たとえば、microfocus/entserver:win_4.0 というイメージに、microfocus/entserver:win_4.0_x86 および microfocus/entserver:win_4.0_x64 というプラットフォーム固有のイメージがある場合などが考えられます。