以下の表で、MSS でエミュレートされる MVS 制御ブロックの一覧を示し、メインフレーム以外のバージョンとメインフレーム バージョンの違いを示します。
名前 | 説明 | メインフレームとの違い |
IHAACEE | アクセサー制御エレメント | ACEEVRSN は 2 に設定されます。 |
IHAASCB | アドレス空間制御ブロック | |
IHAASVT | アドレス空間ベクトル テーブル | |
IHAASXB | アドレス空間拡張ブロック | |
CVT | 通信ベクトル テーブル | CVTTOD は X'20' に設定されます。これは、時刻機構が操作可能であることを意味します。 CVTMVSE - CVTDCB の X'80' ビットは常にオンです。これは、MVS/XA 以降のもとで実行していることを意味します。 CVT4MPS - MVS 制御ブロックが 16MB ラインより上にある (つまり、3 バイトのアドレスがすべて 4 バイトのアドレスとして同じ場所に格納される) 場合にのみ、CVTDCB の X'04' ビットがオンになります (System/360 Model 65 MP 上で実行していることを意味する)。 CVTDATE は、世紀番号を使用して設定されます (つまり、CVTDATE では "0cyyddds" 形式が使用される。"c" は世紀番号。例:20 世紀は 0、21 世紀は 1 など)。 |
CVT | CVT プレフィックス | CVT プレフィックスは、すべてバイナリ ゼロに設定されます。 |
IHACDE | コンテンツ ディレクトリ エントリ | 1 つの "null" CDE が割り当てられます。そのため、この制御ブロックは、ロード モジュールがロードされていないプログラムを使用しているように見えます。 |
IDADDSA | 動的記憶領域 (FSA - 第 1 保存領域) | これは、TCBFSA によってポイントされる 88 バイトの保存領域です。TCB 第 1 保存領域として使用されます。 |
IEFJFCBN | ジョブ ファイル制御ブロック | |
IEZJSCB | ジョブ ステップ制御ブロック | |
IHAPSA | プレフィックス保存領域 | MVS 制御ブロックが 16MB ラインより上にある (つまり、3 バイトのアドレスがすべて 4 バイトのアドレスとして同じ場所に格納される) 場合にのみ、バイト 7 (最初のバイトはバイト 0) の X'01' ビットがオンになります。 |
IEESMCA | SMF 制御領域 | SMCASID は、「MSTR」に設定されます。 |
IDADTCA | タスク通信領域 |
PRV アドレスは常にゼロです。 記憶オーバーフロー ルーチンは、オーバーフロー セグメントを提供せず、単に異常終了コード S80A で異常終了します。アプリケーションに対して ISA 設定が適切であることを確認する必要があります。 |
IDADTCA | TCA プレフィックス | |
IKJTCB | タスク制御ブロック | TCB 保護キーは、キー 8 に設定されます。 |
IEFTIOT1 | タスク I/O テーブル | 最大 256 の TIOT エントリ (ジョブ ステップにおける最初の 256 DD を表す) がサポートされます。 |