ユーザー出口は MSS 自体におけるポイントであり、このポイントで制御をユーザー記述プログラムに移すことができ、そのプログラムの終了後は、このポイントから MSS が制御を再開できます。次のタイプのユーザー出口プログラムがサポートされています。
- グローバル出口プログラム。グローバル ユーザー出口は、特定の CICS タスクに関連していないコード内のポイントです (たとえば、アプリケーション プログラムに制御が移される前)。次のタイプのグローバル ユーザー出口がサポートされています。
- XZCATT
- XZCIN
- XZCOUT
- XEIIN
- XEIOUT
- XWBOPEN
- XWBSNDO
- XWBAUTH
- タスク関連出口プログラム。タスク関連ユーザー出口は、ロールバックやコミットなどのタスク関連の関数を処理するコード内のポイントです。
- セキュリティ出口プログラム。セキュリティ出口プログラムは、QUERY SECURITY CICS コマンドの動作をエミュレートするように記述された出口プログラムです。
独立したグローバルおよびタスク関連ユーザー出口を記述する必要があります。ユーザー出口プログラムは、すべて非メインフレーム COBOL で記述してください。ユーザー出口プログラムでは、EXEC CICS コマンドを使用せず、また、ネイティブのアドレス指定をポインターに使用する必要があります。
注:ユーザー出口を呼び出すすべての COBOL CICS プログラムを、
NOAMODE コンパイラ指令を使用してコンパイルする必要があります。