DB2 コンパイラ指令オプション
ACCESS
パッケージの名前を作成しデータベースに格納することを指定します。パラメーターなしで ACCESS を指定する場合には、パッケージ名のデフォルトはプログラム名になります (.CBL 拡張子は付きません)。
ACTION
パッケージが追加できるか、または置きかえられるかどうかを示します。
ALEBRA
CHARSET(EBCDIC) も指定されている場合、SQL 文で使用されるホスト変数内の ASCII/ EBCDIC データ変換の生成を抑制します。
APREUSE
静的 SQL アクセス プランを再利用するかどうかを指定します。
BIND
手動バインディングに使用する DBRM ファイルを作成するように DB2 ECM に指示します。また、オプションで、作成された DBRM ファイルの代替ファイル名またはパス (あるいはその両方) を指定するためにも使用されます。
BINDDIR
コンパイル時に作成された DBRM ファイルを書き込む、代替ディレクトリを指定します。
BGP
Enterprise Developer
でプログラムを編集するときDB2 ECM プリプロセッサによって実行されるバックグラウンド構文チェックのタイプを指定します。
BLOCK
パッケージ作成の際に、レコードブロック化モードを使用することを指定します。行ブロック化についての情報は、『IBM DB2 Administration Guide』、または 『Application Programming Guide』 を参照してください。
CALL_RESOLUTION
CALL 文の解決方法を指定します。
CASE
パッケージ名の大文字と小文字を指定します。
CCSIDG
コード化文字セット識別コード (CCSID) を、CREATE 文 および ALTER TABLE SQL 文の (特定の CCSID 句なしの) 文字カラム定義の 2 バイト文字に使用できることを指定する整数。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。このオプションが指定されない場合には、DRDA サーバーはシステム定義のデフォルト値を使用します。
CCSIDM
コード化文字セット識別コード (CCSID) を、CREATE 文 および ALTER TABLE SQL 文の (特定の CCSID 句なしの) 文字カラム定義の混合バイト文字に使用できることを指定する整数。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。このオプションが指定されない場合には、DRDA サーバーはシステム定義のデフォルト値を使用します。
CCSIDS
コード化文字セット識別コード (CCSID) を、CREATE 文 および ALTER TABLE SQL 文の (特定の CCSID 句なしの) 文字カラム定義の 1 バイト文字に使用できることを指定する整数。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。このオプションが指定されない場合には、DRDA サーバーはシステム定義のデフォルト値を使用します。
CHARSUB
CREATE 文および ALTER TABLE SQL 文の列定義に使用されるデフォルトの文字サブタイプを指定します。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。
COLLECTION
パッケージに 30 文字の COLLECTION (集合) 識別子を指定します。指定しない場合は、パッケージを処理しているユーザーの権限識別子 (許可 ID) が使用されます。
COMMIT
暗黙的な COMMIT 文を生成するかどうかを指定します。
CONCAT
CONCAT 記号 (|) に使用する ASCII 文字コードを指定します。
CONCURRENTACCESSRESOLUTION
パッケージの文に使用する同時アクセスの解決策を指定します。
CONNECT
CONNECT 文をタイプ 1 CONNECT またはタイプ 2 CONNECT として処理することを指定します。
COPY
SQL ホスト変数を COBOL コピーブックで使用できるようにします。
CTRACE
サポート窓口へトレース ファイルの提出が必要な場合に、トレース ファイルを作成します。作成されるファイルのファイル名は
sqltrace.txt
です。
DB
プログラムがアクセスするデータベース名を指定します。パラメーターなしで DB を指定する場合は、環境変数 DB2DBDFT で指定されたデータベースが使用されます。
DBPROTOCOL
3 パート ネーム文によって特定されるリモート サイトへの接続時にどのプロトコルを使用するかを指定します。
DEC
10 進数算術演算に使用する最大精度を指定します。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。このオプションが指定されない場合には、DRDA サーバーはシステム定義のデフォルト値を使用します。
DECDEL
小数点定数および浮動小数点定数の小数点識別子として、ピリオド (.) またはカンマ (,) のどちらを使用するかを指定します。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。このオプションが指定されない場合には、DRDA サーバーはシステム定義のデフォルト値を使用します。
DEFERRED_PREPARE
DB2 共通サーバーデータベースまたは DRDA データベースにアクセスするときのパフォーマンスを拡張します。このオプションは、SQL PREPARE 文のフローと、それに関連する OPEN 文、DESCRIBE 文、または EXECUTE 文のフローを結び付け、プロセス間またはネットワークのフローを最小化します。
DEGREE
入出力並行処理を使用してクエリを実行するかどうかを指定します。
DISCONNECT
DYNAMICRULES
この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。
ENCODING
プランまたはパッケージの静的文に含まれるすべてのホスト変数の符号化を指定します。
EXPLAIN
パッケージの各 SQL 文に対して選択されたアクセスプランに関する情報を Explain テーブルに格納します。DRDA はこのオプションの ALL 値をサポートしていません。
EXPLSNAP
Explain Snapshot 情報を Explain テーブルに格納します。この DB2 事前コンパイル/バインドオプションは、DRDA ではサポートされていません。
EXTENDEDINDICATOR
関連するプランまたはパッケージの実行中に拡張インジケーター変数値を認識することを有効にします。
FEDERATED
静的 SQL 文がニックネームまたは連合ビューを参照するかどうかを指定します。パッケージが連合ビューまたはニックネームを参照しないときにこのオプションを指定した場合、またはパッケージが連合ビューやニックネームを参照しているときにこのオプションを指定しないと、SQL エラーが返されます。
FEDERATED_ASYNCHRONY
埋め込み SQL を使用するプログラムのアクセス プランでフェデレーション サーバーがサポートする非同期テーブル キュー (asynchrony table queues; ATQ) の最大数を指定します。
FOR
プリコンパイラが更新可能なカーソルを変更して FOR UPDATE 句を追加するかどうかを指定します。
FORMAT
日付および時刻フィールドがホスト変数の文字列表現に割り当てられたときの日付と時刻の形式を指定します。DEFはデータベースの国番号に関連付けられている日付/時刻形式です。
FUNCPATH
静的 SQL 内でユーザー定義の互いに異なる型と関数を解決するために使用される関数パスを指定します。このオプションを指定しない場合のデフォルトの関数パスは次のとおりです。
GENERIC
新しいバインドオプションを対象の DRDA データベースに渡すための手段を提供します。各オプションは 1 つまたは複数の空白で区切られ、二重引用符で囲まれていなければなりません。
GEN-HV-FROM-GROUP
複数レベルのグループ変数が FETCH またはシングルトン SELECT DB2 文で使われる際に、すべての基本データ項目のホスト変数を生成します。
GEN-INIT-FLAG
DBS for OS/390 との互換性維持のために SQL-INIT-FLAG 変数を生成します。このフラグは、SQL 環境が初期化されると更新されます。この変数をアプリケーションで定義する場合は、この指令を NOGEN-INIT-FLAG に設定してアプリケーションをコンパイルします。変数はプリコンパイラでは生成されません。
GEN-SQLCA
アプリケーション プログラムでコーディングする EXEC SQL INCLUDE SQLCA 文と等価なプログラム変数の SQLCA セットを生成します。
HCO
DB2 ECM が MFHCO モードで実行され、CHARSET EBCDIC を使用できるようにするだけでなく、一部のメインフレーム DB2 SQL 構文もサポートします。
HOSTVAR
ホスト変数が複数行に定義されている場合にプリコンパイラでプログラムをコンパイルできます。ホスト変数が複数行に定義されている場合、プリコンパイラは COBDB0100S エラーを生成します。このエラーが発生した場合は、DB2(HOSTVAR) を使用してプログラムをコンパイルします。
HSFTRACE
アプリケーションが Enterprise Server で実行されている場合に、
各 SQL 文について HSF トレース ルーチンの呼び出しを生成します。場合により、アプリケーションを
mfsqlSMF.lib
にリンクする必要があります。
IGNORE-NESTED
入れ子のプログラムで、DB2 インターフェイスコードの生成を開始する箇所の program-id を指定します。program-id よりも前に現れる入れ子のプログラムは無視され、DB2 インターフェイスコードは生成されません。program-id は COBOL ソース コードで指定してください。 そうしないと、コンパイルエラーになります。パラメーターなしで IGNORE-NESTED を指定すると、program-id のデフォルトは、拡張子が .CBL に置き換えられたプログラム名になります。
IMMEDIATE
CALL_RESOLUTION=IMMEDIATE 指令の同義語です。
IMMEDWRITE
グループ バッファー プールに依存するページセットまたはデータベース パーティションに更新を直ちに書き込むかどうかを指定します。
INIT
異常終了した場合に最後のコミット ポイントに確実にロールバックできるように、CONNECT 文または終了処理コード (あるいはその両方) を生成します。
INSERT
DB2 Enterprise Server Edition サーバーに対してプログラムをプリコンパイルまたはバインドして、パフォーマンス向上のためにデータ挿入のバッファーを要求することを許可します。
ISOLATION
このパッケージにバインドされたプログラムが、実行中の他のプログラムの影響から分離される程度を判断します。分離レベルについての詳細は、『IBM DB2 SQL Reference』 を参照してください。
KEEPDYNAMIC
コミット ポイントの後に動的 SQL 文を維持するかどうかを指定します。
LANGLEVEL
このオプションの詳細については、『IBM DB2 アプリケーション プログラミングの手引き』を参照してください。
LEVEL
一貫性トークンを使用しているモジュールのレベルを定義します。一貫性トークンは、8 字以下の英数字の値です。RDB パッケージの一貫性トークンは、リクエスタのアプリケーションとリレーショナル データベースパッケージが同期していることを検証します。
MSGAREA
英数字データ項目の名前を指定します。この項目がプログラムソースに存在する場合は、自動的に DB2 エラー条件がこの項目に記述されます (SQLCODE がゼロではないとき)。
MULTI-NESTED
ネストされた EXEC SQL INCLUDE 文を、プリプロセッサが処理できるようにします。
NOT
NOT 文字 (¬) に使用する文字コードを指定します。
OPTPROFILE
パッケージのすべての静的文に使用する既存の最適化プロファイルの名前を指定します。
OPTHINT
静的 SQL のクエリ最適化のヒントを使用するかどうかを指定します。
OPTPER
DB2 ECM に、CHARSET"EBCDIC" 処理のパフォーマンスを最適化させます。
OS400NAMING
DB2 for System i® のデータにアクセスする際に、どの命名オプションを使用するかを指定します。
OWNER
パッケージの所有者に 30 字の権限識別子 (許可 ID) を指定します。所有者は、パッケージでの SQL 文の実行に必要な権限を持つ必要があります。このオプションが明示的に指定されていない場合には、デフォルトはプリコンパイル / バインドプロセスの一次権限識別子 (1次許可 ID) です。
PASS
DB2 データベースへの接続に必要なログイン資格情報を提供します。
PRE
DB2 API ルーチンのエントリ ポイントを事前にロードすることによって、DB2 プログラムをアニメートしたり実行することができます。実行可能ファイルまたは共有オブジェクト ファイルを作成する場合は NOPRE を指定します。それ以外の場合は、リンクの問題が発生する場合があります。
QUALFIX
ホスト変数を DB2 に宣言するときに、DB2 ECM がこれらのホスト変数の名前に 3 文字を追加します。これにより、修飾によって起こる問題 (修飾されないと複数のホスト変数が同じ名前になる) を回避できますが、副作用として、ホスト変数名に 3 文字追加されているという DB2 エラー メッセージが表示されることがあります。
QUALIFIER
パッケージに含まれる修飾なしのテーブル名、ビュー、指標、および別名に 128 文字の暗黙の修飾子を提供します。デフォルト値は、所有者の許可 ID です。
QUERYOPT
パッケージに含まれるすべての静的 SQL 文に対して望ましい最適化レベルを示します。デフォルト値は 5 です。使用可能な最適化レベルの詳細については、「SQL Reference」 の SET CURRENT QUERY OPTIMIZATION 文の説明を参照してください。この DB2 事前コンパイル/バインドオプションは、DRDA ではサポートされていません。
RELEASE
各 COMMIT ポイントで、またはアプリケーションの終了時にリソースが解放されるかどうかを示します。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。
REOPT
DB2 がホスト変数、パラメーター マーカー、グローバル変数、特殊レジスタの値を使用してアクセス パスを最適化するように、または最適化しないように指定します。
REPLVER
パッケージの特定のバージョンを置き換えます。バージョン識別子は、どのバージョンのパッケージを置き換えるかを指定します。最大長は 254 字です。REPLVER は、ACTION=REPLACE または RETAIN (指定している場合) の直後で指定する必要があります。
RETAIN
パッケージが置き換えられるときに EXECUTE 権限が保持されるかどうかを指定します。パッケージのオーナーが変更した場合は、新しいオーナーが以前のオーナーに BIND 権限と EXECUTE 権限を付与します。
SAVE-RETURN-CODE
DB2 LUW の機能を呼び出すとき、RETURN-CODE を保存してさらに復元するかどうかを指定します。
SORTSEQ
System i システムでどのソート順序テーブルを使用するかを指定します。
SQLERROR
エラーが発生した場合に、パッケージを作成するか、またはファイルをバインドするかどうかを示します。
SQLFLAG
指定した SQL 言語構文から偏差を識別し報告します。
SQLRULES
タイプ 2 CONNECT を DB2 の規則に準じて処理するか、または、ISO/ANS SQL92 に基づく標準 (standard; STD) 規則に準じて処理するかを指定します。
SQLWARN
動的 SQL 文のコンパイルから (PREPARE または EXECUTABLE IMMEDIATE 経由) 警告が返されるか、または、記述処理から (PREPARE...INTO または DESCRIBE 経由) 警告が返されるかを示します。この DB2 事前コンパイル/バインドオプションは、DRDA ではサポートされていません。
STATICREADONLY
静的カーソルを READ ONLY と見なすかどうかを指定します。
STRDEL
SQL 文内の文字区切りとしてアポストロフィ (') または二重引用符 (") のどちらを使用するか指定します。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。このオプションが指定されない場合には、DRDA サーバーはシステム定義のデフォルト値を使用します。
SYNCPOINT
複数のデータベース接続間でどのようにコミットまたはロールバックを調整するかを指定します。
SYNTAX
SQLERROR=CHECK 指令の同義語です。
TEMPORAL-HISTORY
静的または動的 SQL 文がシステム期間一時テーブル内のデータを変更したときに、対応する履歴テーブルに変更を加えるかどうかを指定します。
TEXT
パッケージの説明。最大長は 255 字です。デフォルト値は空白です。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。
TRANSFORM-GROUP
静的 SQL で使用する変換グループ名を指定します。指定するのは長さが 18 文字以下の SQL 識別子です。
UDB-VERSION
使用する Linux、UNIX、および Windows (LUW) 用 DB2 データベースのバージョンを指定します。
VALIDATE
データベース管理者が権限エラーとオブジェクトが見つからないエラーを検査するタイミングを指定します。この DRDA 事前コンパイル/バインドオプションは DB2 ではサポートされていません。
VERSION
パッケージのバージョン識別子を定義します。バージョン識別子は、英数字、$、#、@、_、-、または . で、長さは 254 字以内です。
XAID
単一の
エンタープライズ サーバー リージョン
で定義されている、DB2 RM タイプの複数の XAR の使用が容易になります。
上位ヘルプ:
リファレンス
関連概念
DB2 コンパイラ指令
DB2 ECM の呼び出し
エラー コード
DB2 ECM プリプロセッサとコンパイラ指令オプションの設定
関連情報
コンパイラ指令の設定
ソースコード中の $SET文