PAGE 句では、ページの長さおよび報告集団を表示する縦の範囲を定義する。
一般形式

構文規則
- HEADING、FIRST DETAIL、LAST DETAIL、FOOTING の各指定を記述する順序は問わない。
- 整数-1 の有効桁数は 3 桁以下とする。
- 整数-2 の値は 1 以上とする。
- 整数-3 の値は整数-2 の値以上とする。
- 整数-4 の値は整数-3 の値以上とする。
- 整数-5 の値は整数-4 の値以上とする。
- 整数-1 の値は整数-5 の値以上とする。
- PAGE 句を指定すると、各型の報告集団が表示されるページの縦の範囲には、以下の規則が適用される。「ページ領域」セクションを参照。
- 報告書頭書き報告集団を 1 ページ内で排他的に表示する場合、ページの縦の範囲 (整数-2 で指定した行番号から整数-1 で指定した行番号まで) に、その報告書頭書き報告集団が収まるように定義する。
報告書頭書き報告集団を 1 ページ内で排他的に表示しない場合、ページの縦の範囲 (整数-2 で指定した行番号から整数-3 で指定した行番号の 1 行上まで) に、その報告書頭書き報告集団が収まるように定義する。
- ページ頭書き報告集団を表示する場合、ページの縦の範囲 (整数-2 で指定した行番号から整数-3 で指定した行番号の 1 行上まで) に、そのページ頭書き報告集団が収まるように定義する。
- 制御頭書き報告集団または明細報告集団を表示する場合、ページの縦の範囲 (整数-3 で指定した行番号から整数-4 で指定した行番号まで) に、それらの報告集団が収まるように定義する。
- 制御脚書き報告集団を表示する場合、ページの縦の範囲 (整数-3 で指定する行番号から整数-5 で指定する行番号まで) に、その制御脚書き報告集団が収まるように定義する。
- ページ脚書き報告集団を表示する場合、ページの縦の範囲 (整数-5 で指定する行番号の 1 行下から整数-1 で指定する行番号まで) に、そのページ脚書き報告集団が収まるように定義する。
- 報告書脚書き報告集団を 1 ページ内で排他的に表示する場合、ページの縦の範囲 (整数-2 で指定した行番号から整数-1 で指定した行番号まで) に、その報告書脚書き報告集団が収まるように定義する。
報告書脚書き報告集団を 1 ページ内で排他的に表示しない場合、ページの縦の範囲 (整数-5 で指定した行番号の 1 行下から整数-1 で指定した行番号まで) に、その報告書脚書き報告集団が収まるように定義する。
- すべての報告集団は、1 ページ内に表示しきれるように記述する。報告書作成制御システム (RWCS) は、複数のページにわたって複数行の報告集団を表示することはない。
一般規則
- 報告書ページ内の縦の位置指定は、PAGE 句で指定した整数値によって決まる。
- 整数-1 は、報告書ページのサイズを定義し、各ページ内使用できる行数を指定する。
- HEADING 整数-2 は、報告書頭書き報告集団またはページ頭書き報告集団を表示する最初の行番号を定義する。
- FIRST DETAIL 整数-3 は、本体集団を表示する最初の行番号を定義する。報告書頭書き報告集団およびページ頭書き報告集団は、整数-3 で指定した行番号以降には表示できない。
- LAST DETAIL 整数-4 は、制御頭書き報告集団または明細報告集団を表示する最後の行番号を定義する。
- FOOTING 整数-5 は、 制御脚書き報告集団を表示する最後の行番号を定義する。ページ脚書き報告集団および報告書脚書き報告集団は、整数-5 で指定する行番号の後に続ける。
- PAGE 句を指定する場合に指定要素を省略すると、以下の値が暗黙的に設定される。
- HEADING 指定を省略すると、整数-2 の値に 1 が想定される。
- FIRST DETAIL 指定を省略すると、整数-3 の値は整数-2 に等しいと見なされる。
- LAST DETAIL 指定および FOOTING 指定を両方とも省略すると、整数-4 および整数-5 の値はともに整数-1 に等しいと見なされる。
- FOOTING を指定し、LAST DETAIL 指定を省略すると、整数-4 の値は整数-5 に等しいと見なされる。
- LAST DETAIL を指定し、FOOTING 指定を省略すると、整数-5 の値は整数-4 に等しいと見なされる。
- PAGE 句を省略すると、報告書は不定な長さの単一のページで構成される。
- 報告集団に関する表示規則は、その型別に後述する。「表示規則表」セクションを参照。
ページ領域
PAGE 句で設定するページ領域については、次の表のとおり。