ESF Verify 操作は、ユーザーの資格情報を確認してユーザーを
Enterprise Server サブシステムにサインインさせるために使用され、長い名前に対応しています。
注: 一部のインターフェイスでは、短い名前しか受け付けません。これには、CICS サインオン トランザクションおよび EXEC CICS SIGNON などの API が含まれます。
長い名前および CICS を使用する場合は、Verify 操作用の長い名前への短い名前のマッピングと呼ばれる、別の関連機能が必要となることがあります。この機能を有効にすると、Verify 操作で次のことが行われます。
- 名前が 8 文字よりも長い場合は、通常どおりに処理されます。
- それ以外の場合は、短い名前が長い名前に関連付けられていることを Enterprise Server MSS システムが既に認識しているかどうかをチェックします。これに該当するのは、短い名前にマップされている長い名前を使用してユーザーがこのリージョンに既にサインオンしている場合です。この場合、関連付けられている長い名前を使用して、Verify 操作が続行されます。
- 長い名前への短い名前のマッピングが試行されます。この処理が成功すると、マップされた長い名前を使用して Verify プロセスが続行されます。
- 上記のいずれのステップも成功しなかった場合は、呼び出し元から提供された短い名前を使用して、Verify 操作が試行されます。
Verify 用の長い名前への短い名前のマッピングには、追加の要件がいくつかあります。
- セキュリティ構成で、[Use all groups] オプション (「all-groups モード」とも呼ばれます) を有効にする必要があります。この設定はステップ 2 の ACEE 検索を成功させるために必要です。これは、この時点で、Verify 操作では、ユーザーのデフォルト グループが不明であるためです。
- セキュリティ構成で、短い名前と長い名前の間の 1 対 1 のマッピングを提供する名前マッパーを使用する必要があります。これは、MLDAP ESM、File Mapping ESM、またはカスタム ESM で構成できます。
注: 組み込みのデフォルト名前マッパーは、1 対多のマッピングになる可能性があるため、Verify 操作用の長い名前への短い名前のマッピングでは使用できません。
リージョンの [Security] タブ、または [Default ES Security] タブで、短い名前のマッピングを有効にすることができます。[Configuration Information] フィールドに、次のように入力します。
[Verify]
map short names=yes
注: これは、セキュリティ マネージャーの定義から有効にすることはできません。