TRY 文

TRY...CATCH...FINALLY...END-TRY 構造は、構造化例外処理の基本です。

TRY ブロックを使用すると、その実行時に発生する可能性のある例外についてコードのセクションをテストできます。CATCH ブロックは、TRY ブロックの実行時に例外が発生する場合、処理する例外のタイプを指定する必要があります。FINALLY ブロックを使用すると、例外が発生するかどうかに関わらず、TRY ブロックの後のコードのセクションを実行できます。

コンテキスト:

    手続き部 

try-statement

例外のローカル宣言の例

      *>   The example below shows that you can declare e at the point of use.
      *>   It is in scope until the end-try.
           try
               display "exception test"
           catch e as type Exception
               display e::Message
           end-try

ローカル変数のサンプルおよび例外処理のサンプルも参照してください。これらのサンプルは、[スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Enterprise Developer > サンプル > Visual COBOL サンプル] の [COBOL for .NET] の下にあります。

その他の情報

TRY 文では次のようになります。

TRY statement-block
ブロックの実行時に発生する可能性のある例外について、テストされるコードのセクションを指定します。
CATCH statement-block
TRY ブロックの実行時に例外が発生する場合に処理する例外のタイプを指定します。
FINALLY statement-block
例外が発生するかどうかに関わらず、TRY ブロックの後に実行するコードのセクションを指定します。

プログラムでは、RAISE 文を使用して例外を送り出し、この例外を呼び出し元に戻すことができます。これは、一般的に例外のスローと呼ばれます。