マージ モジュールでは、共有 Windows インストーラー コンポーネントを配布したり、ロジックをアプリケーションに設定したりするための標準的な方法を提供します。
Deployment Toolkit には、マージ モジュール (.msm ファイル) が含まれており、これをアプリケーションの Windows インストーラー パッケージ (.msi) ファイルにマージして Enterprise Server のすべてのコンポーネントを使用できるようにすることができます。さらに、Visual C++ ライブラリをインストールするためのマージ モジュールおよび実行可能ファイル (.exe) も含まれています。Visual C++ ライブラリは、Enterprise Server で Microsoft Visual C++ ランタイムおよび Microsoft Visual Studio 2012 を使用して開発されたアプリケーションを実行できるようにするために必要です。
付属のマージ モジュールおよびインストーラー ファイルの名前は、32 ビットおよび 64 ビットの Windows システムでは異なります。
32 ビットの Windows システム用のファイルは次のとおりです。
- enterpriseserver_30x86.msm - Enterprise Server マージ モジュール
- enterpriseserver_30x86.msi - Enterprise Server インストーラー パッケージ
- Microsoft_VC110_CRT_x86.msm - Microsoft Visual C++ ランタイム向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
- vcredist_x86.exe - Microsoft Visual Studio 2012 向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
64 ビットの Windows システム用のファイルは次のとおりです。
- enterpriseserver_30x64.msm - Enterprise Server マージ モジュール
- enterpriseserver_30x64.msi - Enterprise Server インストーラー パッケージ
- Microsoft_VC110_CRT_x64.msm - Microsoft Visual C++ ランタイム向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
- vcredist_x64.exe - Microsoft Visual Studio 2012 向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
注: Microsoft Visual C++ ランタイムおよび Microsoft Visual Studio 2012 を使用して開発されたアプリケーションを実行するために必要な Visual C++ ライブラリがまだインストールされていないシステムにアプリケーションをインストールする場合は、インストーラーに
vcredist_x86.exe、
vcredist_x64.exe、
Microsoft_VC110_CRT_x86.msm、または
Microsoft_VC110_CRT_x64.msm のいずれかを必要に応じて組み込む必要があります。
次に例を示します。
- アプリケーションのインストーラーが .msi ファイルのグループで構成されている場合は、そのグループに Enterprise Server インストーラー パッケージ ファイル (enterpriseserver_30x86.msi または enterpriseserver_30x64.msi) を追加します。
Windows インストーラーおよびマージ モジュールの詳細については、MSDN を参照してください。