Enterprise Developer には、EBCDIC <-> ASCII の文字セット変換の国別サポートが組み込まれています。
_CODESET ライブラリ ルーチンを使用して EBCDIC と ASCII の間で文字列を変換する場合は、MFCODESET 環境変数によって、指定された値またはデフォルトの動作に基づき、アプリケーションに対して適切な EBCDIC <-> ASCII 変換が管理および選択されます。
下の表に、使用可能な MFCODESET 値 (国別コードとも呼ばれます) と、それに対応する EBCDIC コード化文字セット識別コード (CCSID) および言語を示します。
この表は、当初は国際電気通信連合 (ITU) によって規定された国別コードを反映していましたが、CJK (中国語、日本語、韓国語) 拡張を含むように拡張されました。
ユーロ対応 (€) の場合、MFCODESET 値にプレフィックスとして「E」を付けます。
| EBCDIC CCSID | 言語 | |
|---|---|---|
| AUTOMATIC | オペレーティング システムのデフォルト - CBL_GET_OS_INFO に基づいて国別コードを設定します | |
| DEFAULT | 1 バイト文字セット環境では、0437 (米国) が選択されます。それ以外の場合は、0081 (日本語カタカナ拡張) が選択されます。 | |
| 0031 | 37、1140 | オランダ語 |
| 0033 | 297、1147 | フランス語 |
| 0034 | 284、1145 | スペイン語 |
| 0039 | 280、1144 | イタリア語 |
| 0043 | 273、1141 | ドイツ語 (オーストリア) |
| 0044 | 285、1146 | 英語 (イギリス) |
| 0045 | 277、1142 | デンマーク語 |
| 0046 | 278、1143 | スウェーデン語 |
| 0047 | 277、1142 | ノルウェー語 |
| 0049 | 273、1141 | ドイツ語 |
| 0066 | 838 | タイ語拡張 |
| 0081† | 930 (290、300) | *日本語カタカナ拡張 |
| 0082 | 933 (833、834) | *韓国語 |
| 0086 | 13676 (836、837) | *簡体字中国語 |
| 0351 | 37、1140 | ポルトガル語 |
| 0358 | 278、1143 | フィンランド語 |
| 0437 | 37、1140 | 米国 |
| 0500 | 500、1148 | 国際 (ラテン 1) |
| 0886 | 937 (37、835) | *繁体字中国語 |
| 0930† | 930 (290、300) | *日本語カタカナ拡張 |
| 0939† | 939 (1027、300) | *日本語ラテン拡張 |
| 9122† | 9122 (290、300) | *日本語カタカナ |
アスタリスク (*) が付いている文字セットは 1 バイト文字と 2 バイト文字混合の変換に対応しています。これらの行の EBCDIC CCSID では、最初に混合バイトの CCSID が示されており、その後に 1 バイトおよび 2 バイトのコード ページ グローバル識別子 (CPGID) がかっこ内に示されています。
ダガー (†) が付いている MFCODESET は、日本工業規格 (JIS) X 0208 1978 改訂版に基づいています。日本工業規格 (JIS) X 0208 1990 改訂に基づく追加の変換テーブルも使用できます (IBM の変換テーブル CCSID 300 - 941 から取得されます)。これらのテーブルをデフォルトのテーブルの代わりに使用するには、MFCODESET_DBCS 環境変数を 941 に設定します。
かっこ内のその他の EBCDIC CCSID は、該当の国別コードに対する「非ユーロ、ユーロ」を表しています。