比較条件は、2 つの作用対象を比較する。各作用対象には、一意名によって参照されるデータ項目、定数、算術演算によって算出される値を使用できる。比較条件は、複数の作用対象間で関係が成立する場合に、真理値「真」を取る。2 つの数字作用対象の比較は、それぞれの USAGE 句で指定されている形式にかかわらず実行できる。ただしそれ以外の比較では、作用対象の用途は同じにする必要がある。作用対象のどちらかが集団項目である場合は、文字の比較規則が適用される。
文字定数はかっこで囲むことができる。
「 = TO」、「> THAN」、および「< THAN」も使用できる。
THAN の代わりに THEN も使用できる。
最初の作用対象 (identifier-1、literal-1、arithmetic-expression-1) を、条件の左辺 (subject of condition) と呼ぶ。2 番目の作用対象 (identifier-2、literal-2、arithmetic-expression-2) を条件の右辺 (object of condition) と呼ぶ。比較条件では 1 つ以上の変数参照を含める必要がある。
比較演算子 (relational operator) は、比較条件の中で行う比較の種類を指定する。比較演算子を構成する予約語は、前後を空白で区切る。キーワードまたは比較文字の前に「NOT」を付加すると、その組み合わせが真理値の比較を定義する 1 つの関係演算子になる。たとえば、「NOT EQUAL」は「等しくない」ことが真となり、「NOT GREATER」は「以下である」ことが真となる。比較演算子の意味については、下記の「比較演算子」表に記載のとおり。
次の比較演算子は等価である。
IS EQUAL TO | と | EQUALS |
IS NOT EQUAL TO | と | IS UNEQUAL TO |
IS GREATER THAN | と | EXCEEDS |
IS NOT GREATER THAN | と | IS LESS THAN OR EQUAL TO |
IS NOT LESS THAN | と | IS GREATER THAN OR EQUAL TO |
意味 | 比較演算子 |
---|---|
「より大きい」または「以下」 | ![]() |
「より小さい」または「以上」 | ![]() |
「等しい」または「等しくない」 | ![]() |
「より大きい」または「等しい」 | ![]() |
「より小さい」または「等しい」 | ![]() |
「等しい」 | ![]() |
「等しくない」 | ![]() |
「より大きい」 | ![]() |
比較文字「<」、「>」、および「=」は必要語であるが、「>」(以上) のような他の記号との混同を避けるために下線は引いていない。