Open PL/I で使用される句読記号には、演算子と分離符があります。
演算子は、文に含まれる式で実行する算術演算または比較演算を定義します。次の表に、Open PL/I の演算子を示します。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| + | 加算または正符号 |
| - | 減算または負符号 |
| * | 乗算 |
| ** | 累乗 |
| / | 除算 |
| ^ または ~ | 論理否定 |
| | または ! | 論理和 |
| & | 論理積 |
| > | より大きい |
| < | より小さい |
| = | 等しい |
| ^> または –> | より大きくない |
| ^< または –< | より小さくない |
| ^= または ~= | 等しくない |
| >= | より大きいまたは等しい |
| <= | より小さいまたは等しい |
| || または !! | 文字列連結 |
| –> | ポインター解決 |
分離符は、文に含まれる識別子、キーワード、および定数の区切りに使用されます。次の表に、Open PL/I の分離符を示します。
| 記号 | |
|---|---|
| 意味 | |
| ( ) | リストを囲む、式の評価順序を定義する、文やオプションの名前と特定のキーワードを区切る |
| , (カンマ) | 添え字やプロシージャの引数を区切る、構造体の名前の識別子を区切る、BY NAME オプションの前に付ける |
| ' (一重引用符) | ビット文字列や文字列の区切りを示す |
| .(ピリオド) | 小数点を示す、修飾名の要素を連結する |
| : | プロシージャ名や文ラベルの末尾に付ける |
| ; | 文の区切りを示す |
名前および定数は、分離符の代わりに、1 つ以上の空白またはタブで区切ることもできます。句読記号の前後の空白は省略可能です。次の例では、空白を四角 (
) で表しています。

最初の文では、それぞれの名前が句読記号で区切られているため、空白は必要ありません。2 番目の文では、いずれの空白も省略可能な余分な空白です。3 番目の文では、等号 (=) の前後とセミコロンの後の空白は省略可能で、それ以外は必要な空白です。
算術定数の後に名前が続く場合は、算術定数と名前を区切るために、少なくとも 1 つの空白または句読記号が必要であることに注意してください。