正しい形式の証明書を用意したら、それらの証明書を使用してメインフレームに接続するようにクライアント アプリケーションを構成できます。
- 製品のインストール ディレクトリの bin ディレクトリ (通常は C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\bin) に CCI.INI ファイルを作成します。このファイルには、クライアント アプリケーションで確立される接続に証明書をリンクする情報が格納されます。
重要: CCI.INI ファイルには、指定できるパスの長さに制限があります。Micro Focus では、スペースを含まない C:\SSL のような短いパスの形式で証明書を格納することをお奨めします。
- CCI.INI ファイルで、次の行を指定します。
[ccitcp-targets]
CCITCPT_<CCI_Key>=,MFCONN:SSL:<"A:\path\to\the\servername-root-cert.pem">:<"A:\path\to\the\servername-user-cert.pem">::<"A:\path\to\the\servername-user-key.der">:<Pass_Phrase>,MFNODE:<Node>,MFPORT:<Port>
CCI.INI ファイルでは、システム構成に応じて、山かっこ <> で囲まれた値を固有の値に置き換える必要があります。
- <CCI_Key>
- 接続ウィザードに表示される資格情報の接続名 (例:CSIMVSSSL)。
- <"A:\path\to\the\servername-root-cert.pem">
- ルート証明書の PEM ファイルのパス。引用符で囲みます。
- <"A:\path\to\the\servername-user-cert.pem">
- ユーザー証明書の PEM ファイルのパス。引用符で囲みます。
- <"A:\path\to\the\servername-user-key.der">
- 秘密鍵の DER ファイルのパス。引用符で囲みます。
- <Pass_Phrase>
- 秘密鍵ファイルの暗号化に使用するパス フレーズ。
- <Node>
- メインフレームの DNS 名または IP アドレス。
- <Port>
- AT-TLS で定義された MFA ポート。デフォルトは 2020 です。
編集後の CCI.INI ファイルは次のようになります。
[ccitcp-targets]
CCITCPT_CSIMVSSSL=,MFCONN:SSL:"C:\SSL\CSIMVS-root-cert.pem":"C:\SSL\CSIMVS-MYUSER-cert.pem"::"C:\SSL\CSIMVS-MYUSER-key.der":A1B2C3D4,MFNODE:CSIMVS,MFPORT:20201
- 編集した CCI.INI ファイルの構成で正しく接続できることを mfdasmx.exe を使用してテストします。詳細については、「CCI.INI ファイルの検証」を参照してください。
- Enterprise Developer for Eclipse を起動します。
[Remote Systems] ウィンドウが表示されない場合は、[] をクリックします。
- [Remote Systems] ウィンドウで、
([Define a connection to remote system]) をクリックします。
[New Connection] ダイアログ ボックスが開きます。
- [Micro Focus z/Server] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Host name] フィールドに、CCI.INI ファイルで指定した MFNODE の値を入力します。この例では CSIMVS です。
- [Next] をクリックします。
- [Port] フィールドに、CCI.INI ファイルで指定した MFPORT の値を入力します。この例では 20201 です。
- [CCI Key] リストで、CCI.INI ファイルで指定した SSL/TLS 接続を選択します。この例では CCITCPT_CSIMVSSSL です。
- [Finish] をクリックしてメインフレームに接続します。