デフォルトの Vault を使用する前に、既存の MFDS のセキュリティで保護されたデータを Vault に移行する必要があります。その後、Vault を使用するように MFDS を構成できます。
MFDS のセキュリティで保護されたデータを Vault に移行する
MFDS の以前のバージョンでトランスポート層セキュリティ (TLS) または外部セキュリティを使用していた場合は、Vault を使用するように MFDS を構成する前に、この情報を Vault に移行する必要があります。
- Micro Focus Directory Server サービスを次のように停止します。
- Windows プラットフォームの場合、Windows コントロール パネルからこの操作を実行します。
- UNIX プラットフォームの場合、Web UI の [Shutdown] オプションを使用するか、$COBDIR ディレクトリのコマンド プロンプトで次のように入力して、この操作を実行します。
mfds -s
- 次のいずれかを実行します。
- Windows プラットフォームの場合:Enterprise Developer コマンド プロンプトを起動します。
- UNIX プラットフォームの場合:コマンド プロンプトで、$COBDIR ディレクトリに切り替えます。
- 次を入力します。
mfds --vault-migrate
デフォルトの Vault を使用するように MFDS を構成する
初期状態の場合、MFDS ではデフォルトの Vault は使用されません。プロバイダーを構成し、移行に関する問題に対処した後、Vault を使用するようにシステムを構成する必要があります。
- Micro Focus Directory Server サービスが実行されている場合は、Windows コントロール パネルから(Windows) または Web UI の [Shutdown] オプションを使用するか、$COBDIR ディレクトリのコマンド プロンプトで次のように入力して(UNIX)、サービスを停止します。
mfds -s
- システム環境変数を設定します。指定値は、MFDS_USE_VAULT=Y です。
- Micro Focus Directory Server サービスを再起動します。
MFDS が正しく構成されると、Enterprise Server Administration の [Home] ページで、ライセンス状態の上の右上角に、[Vault enabled] というテキストが表示されます。
